こんにちは、阿久津です。OSのシェア(市場占有率)などを調査しているNet Applicationsですが、2013年3月のDesktop Operating System Market Shareによりますと、Windows 8のシェアは3.32パーセントに上昇したそうです(図01)。

図01 Net Applicationsが公開した2013年3月のDesktop Operating System Market Share

同チャートにWindows 8が含まれるようになったのは、2012年11月から。そこで同月から2013年3月までの月データを抽出し、Excelに流し込んでみました。その結果を折れ線グラフにしたのが図02です。先のリンクから「Desktop Operating System Market Share」の数値をご覧になるとわかるように、Windows 8は同Touch、同RT Touchと項目が分かれていますので、同種の項目はひとまとめにしてあります(図02)。

図02 2012年11月~2013年3月のDesktop Operating System Market Shareをグラフにしました

たった五カ月間ですから大きな変化は見られませんが、Windows 8(黄色の線)がわずかながら右肩上がりで増えていることがわかりました。その一方でWindows Vista(オレンジ色の線)やWindows XP(青色の線)が緩やかな右肩下がり。だからと言ってWindows 7(灰色の線)やMac OS X(藍色の線)が上昇しているわけでもありません。それでも2013年2月におけるWindows 8のシェアは2.79パーセントですから一カ月で0.53パーセント上昇したことになります。

この数字を「(普及が)遅い」と見るか「順調」と見るかは人それぞれですが、昨日寄稿した記事でも述べたように、2013年6月26日から28日(太平洋標準時)に開催されるカンファレンス「Build 2013」で、次期Windows OSと言われるWindows Blueを正式発表。パブリックベータ版を配布する可能性も高いと言われています。正式版のリリースタイミングは未定ながらも、2014年の適切な時期になるのは確実でしょう。

次期OSのリリースタイミングとして拙速に感じるのは、Windows XPとWindows Vistaの間隔があまりにも空(あ)きすぎたからかもしれません。しかし、Windows Vista以降は2年もしくは3年置きにリリースされていますので、2014年にWindows Blueがリリースされても、拙速でも巧遅でもないのです(図03)。

図03 各Windows OSの発売時期

話はWindows 8のシェアに戻りますが、先の0.53パーセントに残りの9カ月をかけると4.77パーセント。3月時点のシェアである3.32パーセントと足しても8.09パーセントにしかなりません。もちろん計算どおりにシェアが増える保証もなく、一方で予測以上にシェアが増加する可能性もあります。そのため、意味のない計算かもしれませんが、10パーセントに満たないというのは、ちょっと驚くべき数字ではないでしょうか。加えてWindows Blueが2014年頃に登場することがわかっている以上、今の安定環境を破棄してWindows 8へ移行するユーザーが出るとは思えません。

2000年にリリースされたWindows 2000は、ビジネス系OSをベースにコンシューマ向けにアレンジしたOSですが、翌年Windows XPがリリースされたことで高い評価を得ることはできませんでした。どうやらWindows 8もOSとしては目を見張るポイントを数多く備えながらも、Windows 2000と同じく埋没するOSになるかもしれません。

さて、Windows 8上で画像ファイルを右クリックしますと、コンテキストメニューには<デスクトップの背景として設定>という項目が加わります。もちろん好みの画像ファイルを背景画像として楽しんでいる方には有益かもしれませんが、個人的には背景画像を使用していない筆者にとっては無用の長物。そこで今週は同項目をコンテキストメニューから削除するチューニングをお届けします。

1. 管理者権限でレジストリエディターを起動します。
2. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.bmp\Shellsetdesktopwallpaperキーを削除します。
3. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.dib\Shellsetdesktopwallpaperキーを削除します。
4. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.gif\Shellsetdesktopwallpaperキーを削除します。
5. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jfif\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
6. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jpe\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
7. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jpeg\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
8. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jpg\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
9. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.png\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
10. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.tif\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
11. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.tiff\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
12. HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.wdp\Shell\setdesktopwallpaperキーを削除します。
13. [F5]キーを押してから、レジストリエディターを終了します。

今回も少々、長くなりましたが、おつきあいください。これでチューニングが完了しました(図04~38)。

図04 [Win]+[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「regedit」と入力して<OK>ボタンをクリックします

図05 レジストリエディターが起動したら、HKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.bmp\Shell\setdesktopwallpaperまでキーをたどって開きます

図06 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図07 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図08 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.dib\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図09 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図10 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図11 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.gif\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図12 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図13 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図14 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jfif\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図15 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図16 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図17 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jpe\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図18 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図19 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図20 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jpeg\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図21 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図22 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図23 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.jpg\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図24 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図25 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図26 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.png\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図27 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図28 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図29 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.tif\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図30 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図31 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図32 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.tiff\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図33 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図34 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図35 次にHKEY_CLASSES_ROOT\SystemFileAssociations\.wdp\Shell\setdesktopwallpaperキーを開きます

図36 setdesktopwallpaperキーを右クリックし、メニューから<削除>をクリックします

図37 確認をうながすダイアログが現れたら<はい>ボタンをクリックします

図38 最後に[F5]キーを押して変更内容をシステムに反映させてから、<×>ボタンをクリックしてレジストリエディターを終了します

それでは結果を確認してみましょう。画像ファイルを右クリックしますと、チューニング前は<デスクトップの背景として設定>がコンテキストメニューに現れていましたが、チューニング後は同項目は取り除かれます(図39~40)。

図39 チューニング前は、画像ファイルのコンテキストメニューに<デスクトップの背景として設定>があります

図40 チューニング後は<デスクトップの背景として設定>が取り除かれます

各画像ファイルは拡張子によって対応するキーを参照し、Shellキー下に用意されたsetdesktopwallpaperキーからクラスID「{ff609cc7-d34d-4049-a1aa-2293517ffcc6}」を呼び出す仕組みですが、本チューニングでは、その参照ロジック部分を取り除きました。操作自体は難しくありませんが、内容が少々煩雑なので今回はレジストリファイルを用意しています。

ZIP形式ファイルを展開すると現れる「SetDesktopWallpaper-Remove.reg」を実行すれば、上記のチューニング手順が適用されますので、ご利用ください。なお、レジストリファイルのインポート後にうまく動作しない場合はWindows 8に再サインインし、レジストリを読み直させます。また「SetDesktopWallpaper-ADD.reg」は元の状態に戻すレジストリファイルなので、必要に応じてご利用ください。

それでは、また次号でお目にかかりましょう。

阿久津良和(Cactus