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デスクトップ環境を核としたWindows 10において、タスクバーは重要な存在だ。タブレットモードでもタスクバーは残り、設定でボタン表示の有無を切り替えるように、Windows 10を使う上で避けて通れない。しかし、環境によっては表示領域が狭まり、使いにくさを感じる場合もあるだろう。そこで今回はタスクバーに関するカスタマイズポイントを紹介する。
どちらの環境でも「検索ボックス」はアイコン化
通常のデスクトップ環境では、スタートボタンを筆頭に、検索ボックス、「タスクビュー」ボタンが画面左下に並んでいる。タブレットモードに切り替えると、スタートボタンの横に「戻る」ボタンが加わるものの、検索ボックスはアイコン化する仕組みだ。
例えば複数のディスプレイを接続し、マルチディスプレイ環境でPCをお使いの場合、タスクバーの位置に悩まされることだろう。筆者はディスプレイを縦にして並べて、タスクバーを1枚のディスプレイにのみ表示させている。
初期状態のまま使用すると、ピン留めしたボタン数の関係から、複数のアプリケーションを起動すると"あっという間"にアイコンが縮小表示に切り替わってしまう。このような環境では検索ボックスをアイコンに切り替えるとよい。これで検索ボックスが占めていた320ピクセルが40ピクセル程度に軽減される。
アイコンをオフしても検索機能は使用できる
ユーザーによっては「もっと広げたい」という方もおられるはずだ。その際は"非表示"という選択肢を選んでみよう。先ほどと同じ手順でコンテキストメニューから「表示しない」を選択すれば、タスクバーから「検索」アイコンを取り除ける。
一見すると検索機能を呼び出せないように思えるが、「Win」+「S」キーを押せば検索ウィンドウが開くので安心してほしい。ちなみに、Windows 10 Insider Previewビルド10532など、Cortanaを使用する場合は「Win」+「C」キーも使用できる。
同じように「タスクビュー」ボタンも"非表示&ショートカットキーによる起動"が可能だ。こちらもタスクバーのコンテキストメニューに並ぶ「[タスクビュー]ボタンを表示」のチェックを外せばよい。タスクビューが必要な場合は「Win」+「Tab」キーを押して呼び出そう。
阿久津良和(Cactus)