JR東日本の123系には「ミニエコー」のヘッドマークが掲げられている

中央本線辰野~塩尻間を1両編成で運行する123系「ミニエコー」。かつて特急・急行列車が行き交った同区間も、みどり湖駅経由で岡谷~塩尻間を結ぶ新線の開通以来、普通列車が中心のローカル線と化した。この区間の旅客輸送を担ってきた123系も、3月のダイヤ改正でE127系に置き換えられることになった。

列車情報

JR東日本 123系

基本情報

123系は国鉄からJRへの移行期(1980年代後半)、使用用途のなくなった荷物電車クモニ143形を改造して誕生した車両。1両編成での運転が可能で、かつてはJR東海の身延線や、JR西日本の阪和線羽衣支線、可部線などでも見られたが、JR東海の車両はすでに引退した。JR西日本の車両は現在、小野田線・宇部線を中心に活躍している。

JR東日本の車両は1986年に登場した1両(クモハ123-1)のみ。「ミニエコー」の愛称があり、ヘッドマークも掲げられている。長らく中央本線辰野~塩尻間の普通列車に使用されてきたが、2013年3月16日のダイヤ改正をもって同車両での運行を取りやめ、E127系(2両編成)に置き換えられる予定。