バレンタインデーにチョコレートをもらった男子も、もらわなかった男子も、みなさんこんにちは。最近は、本命チョコよりは、義理チョコ、他にも友チョコという理由でチョコレートをもらう場合が多いようです。

ああ、それなのに、義理チョコも友チョコもひとつももらわなかったよ……という男性は、もしかすると、女の子にとって「本命」対象であるため、簡単にチョコレートを渡せない存在というケースもあります。もしくは、すでに彼女がいると勘違いされていて、彼女さんに悪いので義理でもチョコは渡せないと気を遣われているのかもしれません。来年に向けて、今から「オレ、彼女いなくて。フリーなんだ」と周囲に言っておいたほうがいいと思います。

さて、バレンタインデーにチョコレートをもらったのはいいけれど、ホワイトデーの存在をすっかり忘れてしまって、お返しをしない……まさかとは思いますが、女性から話を聞いてみると、意外にそういう男性は多いらしいのです。

女の子同士というのは、気遣いをして、相手のことを思いやって生きているものです。ですから、こちらが「何か」をしたにもかかわらず、それに対してありがとうのことばや、感謝をなんていうか……カタチにあらわした感じのモノがないと、女の子はとてもビックリしてしまいます。正直に言うと、義理チョコでも友チョコでも、こちらがプレゼントをしたのに、「ありがとう。気を遣わせてしまって、ごめん」と心のこもった感謝のことばをかけるのも忘れ、さらにはホワイトデーにお返しも忘れてしまうような男子は、言語道断。「気がきかない」と言われてしまっても、文句は言えない……かもしれません。ですから、バレンタインデーにチョコレートをもらった人は、間髪いれずに、忘れないうちにホワイトデーのお返しのことを考える。もしくは、早急にお返しを用意してしまってもいいと思います。

とはいえ、義理でもらったチョコレート、お友だちの印にもらったチョコレートに、どうやってお返しをすればいいのか? 悩んでしまう人が多いのも事実です。いっぱいチョコレートをもらってしまったために、苦しいお小遣いからたくさんのお返しを購入しなくてはならないという男子もいることでしょう。お返しの目安は? と頭を抱えてしまうマジメな人もきっとたくさんいるはずです。そこで、無難なお返しについて考えてみました。

  1. お菓子にはお菓子……ということで、無難にキャンディーやクッキーなど、消えモノでお返しをする。その際、缶やパッケージがかわいいもの、輸入菓子のおしゃれなもの、もしくは実用一点張りで、とにかく味と品質がいいものを選ぶと女子からの高感度はUPします。

  2. ハンカチやミニタオルなど、お返しを渡す側のあなたも照れずにすむコンパクトサイズのお返しを選ぶ。女性の持ち物を選ぶ難しさはありますが、女の子一人ひとりの普段の服装やヘアースタイルを考えて、かわいい系、シンプル系、クール系など、柄やデザインを変えた品選びをするとよいかもしれません。

  3. ボールペンヤシャープペンシルなど文房具を選んでお返しする。こちらは、コンパクトでありながら、学生さんや仕事で文房具をひんぱんに使う女性へのお返しにはピッタリの一品かと思います。この場合も、筆記具を持つ時間が圧倒的に長い女の子に対しては、実用的で疲れにくいペンを、かわいいものや目新しいものが好きそうな女の子にはマスコットやチャームのついたペンをセレクトするとよいでしょう。実用的なものを選ぶ場合、あまりにもシンプルで素っ気ないデザインだと、もらった側の女の子が「私って、女の子と思われていないのかな? 」とちょっと落ち込んでしまう場合もあります。ですので、実用的でお勧ススメの一品でありながらも、期間限定のかわいいデザインなどを選ぶと一石二鳥かと思います。

  4. テーマパークや遊園地、旅行先などのそこでしか買えないマスコットのおみやげ。ご当地限定で、その場まで出向かないと購入できない商品を選んでみる。こうすると、わざわざあそこまで行って買ってきてくれたんだ。と思ってもらえると同時に、一見、堅そうに見えるのに、みんなが出かけるスポットに出向いちゃったりもするんだと、あなたの柔軟な面も見てもらえますので、今後、女の子との話題作りにも役立つことでしょう。

  5. 和なお返しをする。お菓子にしろ、手ぬぐいやガーゼハンカチ、文房具にしろ、ハンドクリームやリップクリームなどの手軽な今日品でも、粋でおしゃれな「和」のモノでお返しをすると「カッコいい~」と思ってもらえる可能性大です。ホワイトデーは3月ですので、春を感じてもらうために、桜や桃などの柄、香りがついたお返しをしてみると、女の子に喜んでもらえることと思います。

こう考えてみると、なるべく、女の子それぞれの好みに合わせたお返しを……となるとやはりけっこうな時間と労力がかかります。今から、お返しについて悩んでも、早すぎることはありません。また、向こうからは義理チョコをもらったけど、こちらは本命なのさ! というのでしたら、本気が伝わるお返しをして、気持ちを伝えてしまうという方法もあります。ホワイトデーも男性にとって、いろいろな意味で大きなチャンスなのです。ぜひ、お返しのことでうんうん悩んで、3月には女の子をヨロコばせてほしいと思います。

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酒井冬雪です。毎度のことですが、バレンタインデーのことをすっかり忘れていました。子どものころから、自分の誕生日だとか、何だとか、記念日にはこだわらないタイプだったんですよね。ナイーブな男性のみなさんには、世の中にはこういう女もいるということで、多少の失敗はあまり気にしないで頑張ってほしいと思ってます。では、またね。