最近では、ミルクそのものを凍らせて、それをふわっと削りだすかき氷が増えている。ミスタードーナツの「コットンスノーキャンディ」もそのひとつだ。そんな中、韓国から新たなかき氷がやってくる。韓国の伝統スイーツカフェ「SULBING(ソルビン)」は6月30日、東京都・原宿に日本初上陸店舗をオープン。その看板商品である「ソルビン(雪氷)」をひと足先に食べてきた。
韓国の新感覚スイーツ「ソルビン(雪氷)」とは?
同店は、韓国の伝統菓子を現代的にアレンジしたスイーツを提供するカフェ。その代表的なメニューとして、口に入れた瞬間にスッと溶けるパウダースノーのようなかき氷「ソルビン(雪氷)」を展開している。
そもそも「ソルビン」とは、「SULBING」創業者が飲食ビジネスを学びに東京に留学している時、日本の伝統的な和菓子が時代と共に変化し続け、老若男女に好まれているのを目の当たりにしたことから着想を得た商品。韓国で古くから親しまれている「パッピンス(小豆のせかき氷)」を、若者に受け入れられるように華やかなトッピングし、ミルクで作った氷を粉雪のように滑らかに削りだし、「ソルビン」として進化させたものだ。
さらっと溶けるミルク氷とトッピングが特徴的
気になる「ソルビン」を食べてみよう。きな粉をどっさり盛り、餅とローストアーモンドをトッピングした「きな粉餅ソルビン」(税込850円)は、人気No.1メニューだ。スプーンですくってみると、きな粉の下に隠されたかき氷は粉のようにサラサラで、吹いたら飛んでいってしまいそうだ。
口に含んだ氷はきめ細かく、すぐにすっと溶けていった。きな粉の香りが広がり、もちもちとした餅の食感と、パリッとしたローストアーモンドの食感が同時に楽しめる面白い商品だ。濃厚な甘さだが、氷が口の中をさっぱりとさせてくれるので、夏スイーツにはうってつけだろう。
そのほかのメニューは、マンゴーとチーズケーキをぜいたくに使用した「マンゴーチーズソルビン」(税込1,500円)や、6月30日~7月6日限定の「生いちごソルビン」(税込1,400円)などの果実系ソルビンや、餅を挟んで焼き上げた「きな粉餅トースト」(税込550円)などのホットスイーツも用意している。
原宿駅の目の前に位置した同店。ひんやりとしたミルクかき氷は、これからの季節にぴったりだろう。今後、季節限定のメニューも登場するので、これからの展開にも注目したい。