福岡空港には、福岡県人が愛してやまない人気スイーツが目白押しだ。本来ならば、わざわざ足を延ばして買うものが福岡空港で買えて、そして品ぞろえも豊富だったりするため、「なんで空港で買えると~」「なんで空港なら並ばんでいいと~! 」と思わず絶叫する福岡県人も多いのではないだろうか? もちろん、全国のみなさんにもオススメである。そんなスイーツたちを早速紹介しよう。
糸島名物の「どらきんぐ生」も! 「どらきんぐ生が大好きです。1度に3個ぐらいは食べられます」とスタッフのユキさん(右)と「塩バニラが好きです。こしあんとイチゴのショートケーキのような味の組み合わせがサイコー!」とスタッフのアイさん(左) |
太宰府天満宮の参道から焼きたてが入荷!
学問の神様としておなじみの太宰府天満宮。参拝の後に必ず買うのが名物「梅ケ枝餅」だ。天満宮参道にはずらりと梅ケ枝餅専門店が並んでいるが、中でも大行列をつくっているのが「かさの家」である。
かさの家はいつもいつも大行列で、お店の前には行列用のロープがはられているほど。その看板メニューである梅ケ枝餅が、福岡空港2階の「玉屋」で販売されている。毎朝9時30分ごろ、天満宮参道のお店から焼きたてが保温ケースに入れられて入荷。日曜日・祝日は1日2便、焼きたてが届き、15時前後には完売する。
「ほとんどの方が指名買いで、電話で取り置きされる方も多いです。空港に来たら必ず福岡出身の方へのお土産で買っていかれる方もいます」と玉屋スタッフの中園明さん。並ばずにすぐ買えるなんて嘘でしょう!? と言いたくなるかさの家の梅ケ枝は、5個600円、10個1,200円で販売中だ。
糸島まで行かなくてもあのどら焼きが空港で!?
福岡が世界に誇るブランドイチゴ・あまおう。あまおうをどら焼きにした「どらきんぐ生」が、第2ターミナル2階搭乗口前ですぐに買えるのも驚きだ。どらきんぐ生をはじめ、あまおうのスイーツを提供する福岡県糸島産あまおう苺加工販売所「伊都きんぐ」の商品である。
本店は福岡市の隣町・糸島にあり、糸島へドライブに行ったら必ず立ちよるスポットとしておなじみ。糸島で収穫したあまおうを手作りでどらやきへと仕上げたどらきんぐ生は、多い時には1日で約1,500個以上も売れる人気スイーツである。イチゴの熟れ具合や鮮度により味が変化するため、1日5便、糸島からできたてが直送される。
「1年前に比べてまとめ買いする方が多いのを実感しています。お土産で一度買われた方が、次に福岡へ来て買ったり、福岡へ行く方へ頼まれたりしているようです。100個以上買われた方もいらっしゃいました」と福岡空港店副店長の清水崇文さん。5月末までの限定品なので福岡空港を利用する際はぜひ!
CAもまとめ買いする「三日月屋」のクロワッサン
福岡市・天神から少し離れた高級住宅地・薬院エリアにひっそり佇(たたず)むクロワッサン専門店「三日月屋」。開店と同時にお客が詰めかける人気店だ。こちらも、第2ターミナル2階搭乗口そばにショップがあり、2時間に1度、1日7回、工場から焼きたてが配送される。
薬院店は種類によっては完売しているものも多いが、空港店では、メープルやゴマ、よもぎ、シナモンなど13種類しっかり並んでいる。福岡らしさは全くないクロワッサンがなぜこうも売れるのか? ずばり聞いてみた。
「口コミで人気が広がっているようです。天然酵母を使っているので生地が詰まっていてボリュームがあるのと、外のサクサク感、中のモチモチ感のバランスが絶妙なところ、いろんな種類があるところだと思います」と空港店店長の吉弘健さん。こちらも小腹がすいたら機内で食べるのにぴったりだ。
自分へのお土産に小袋入り「めんべい」はいかが?
福岡空港第2ターミナル1階到着ロビー前のSORA Shopでは、小袋入りの「めんべい」が売れに売れているという。
「先程も箱で買われたお客様が小袋入りのめんべいを買っていかれました。めんべいは有名な博多土産ということはご存知の方も多いと思いますが、お土産を渡すばかりで自分はまだ食べたことがないという方が買っていかれるようです」と販売課長の上野香代子さん。
特に女性に大人気で、1袋4枚入りのプレーン(140円)、辛口(160円)、ねぎ(160円)、マヨネーズ(160円)の4種類、全部買う人が多いそう。箱で売られているものを見たことがある人はいるだろうが、めんべいの小袋入りはなかなか珍しい。実際、取り扱っているショップは少ないので要チェックだ。
小袋入りのめんべいはビールのおつまみにもぴったり。機内で、ビールとめんべいで、"福岡お疲れ様会"をするのはいかがだろう。SORA Shopにはかさの家のやきたて梅ケ枝餅(5個600円)もあるので、こちらもお見逃しなく!
※記事中の情報・価格は2016年3月取材のもの。価格は税込