日々、恋愛に関するカウンセリングを行っていると、どう見ても一方的な恋愛感情を抱いていると判断せざるを得ない相談もあります。

そういう相談者の中には、たとえフラれても、相手の事を諦められないという人もいます。こういう相手に思いを寄せられると、最終的にはストーカー化してしまう可能性もあるなど、時には困った事案が発生することがあります。「ナシ」と思う相手を諦めさせるにはどうすれば良いのかを考えてみましょう。

1.はっきりと意志表示する

交際できない旨を相手にしっかりと伝えること。相手の気持ちをおもんばかって中途半端な断り方をするのはNGです。

要らない優しさを出してしまうと、相手は諦め切れないことが多いものです。既に交際している相手がいるのなら、それをきちんと伝えれば良いし、そうでなければ「好きな人がいる」と伝えましょう。曖昧な態度や言葉でやんわりと断るのではなく、きちんと断る方が相手はあなたを諦めやすくなります。

2.連絡をとらない

LINEやメール等でつながりがある場合は、相手から連絡が来たら必ず一度「お断り」を入れてから、その相手とは連絡を取らないようにしましょう。

それでもしつこく連絡してくるようなら、徹底的に無視すること。LINEの場合、「既読」も付けないようにしましょう。返信など、応対をすれば、相手は一縷の望みに賭けて諦め切れないものです。いずれの場合においても、一度お断りを入れて以降、決して連絡は取らないようにしましょう。

3.会わない

一度お断りしても、なかなか諦めてくれないのであれば、相手とできるだけ接触しないようにしましょう。

仕事の関係上、どうしても会わなくてはならない場合などでは、仕事の話以外はせず、用事が終わったらすぐにその場を退散することです。飲み会やサークルなどで一緒になってしまう場合は、相手が参加するのが分かっているのなら参加しないこと。周囲の評判が気になることがあるかも知れませんが、これだけは徹底するべきです。

上記のどの項目にも共通しているのは、決して中途半端な断り方をしないことと、下手な優しさを出さないことの二つです。あなたが中途半端な態度でいると、ナシな相手はいつまでもあなたの事を諦めません。少しでも期待の芽を残してしまうと、時には相手がストーカー化する場合もあります。1%でも期待をさせてはいけません。本当にナシな相手なのであれば、一度きちんとお断りをして以降、徹底的に接触を避けることが重要です。

執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)

福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛問題や夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。寄せられる相談件数は年間1万件以上にも上る。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。これらの経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と、出逢いのための社会人サークル「東京アクティビティ」を手掛ける。最近では、後進育成のための「恋愛アナリスト・婚活アナリスト実践養成講座」も主宰している。

坂田陽子の結婚相談所「ブライダルジャパン」