イケメン評論家として本当に沢山のイケメンを見てきましたが、今回インタビュ-させてもらった3人は一般人でもありタレントでもある……本業を大切にしながら空いた時間で芸能の仕事をやっているという一粒で二度おいしい、その名も二足のわらじイケメン(笑)達。

歯医者でモデル、音楽もやっている、あきるの歯科の新井一徳さん。フリ-の非常勤獣医として色々な病院に配属、ミュ-ジシャンとしての顔も持つ獣医シャン牛田卓郎さん。 イーストレッチ大手町に勤務でトレ-ナ-としてテレビにも出演する井上貴裕さん。前編では仕事で気をつけていることや、イケメンで得したことについて聞きましたが、後編では、イケメンで損したことなどについて伺いました。

左から新井一徳さん(歯科医)、井上貴裕さん(トレーナー)、牛田卓郎さん(獣医)

イケメンで損したことは?

――イケメンで損したことや、つらかったことはあるのでしょうか?

新井さん:若いという事でデメリットが多いです。顔を二度見されて「何年目?」と聞かれて、「他の先生にしてください」と言われ、かなり傷つきました……。若く見えないように髭をはやそうとか、メガネをかけようかとか色々考え落ち込みました。また、ある患者さんから必ずその日の治療の内容を細かく聞かれるので、カメラで写真をとり説明しています。

牛田さん:新井さんと一緒で僕のペットに対しての治療一つ一つに対して過剰な説明を求められる事があります。顔をみたら「えっ」とされたり、はっきりと「先生みたいな人いやです」と言われたことも……。

新井さん:わかります。テレビに出た時も、「おれならそんな時間あるならセミナーいくね」と「顔じゃないぞ、腕磨け」等、言われたりはしました。

井上さん:お2人のような、そこまでのことはないのですが、親しい女友達等には「自分が頑張っている姿を見られたくない……努力してる姿をみられたくない」と言われた事があります。

トレ-ナ-としてテレビにも出演する井上貴裕さん

――この仕事をやっていてよかったと思う時はどんな時ですか?

新井さん:祖母と同じ年代の患者さんに前の病院の時、入れ歯をいれてあげとても喜ばれて、孫のように可愛がってもらい、職員全員が手料理ご馳走になりました。

牛田さん:急に呼び出されて緊急手術して治療がドンピシャはまり回復させた事です。色々な病院に救急で呼び出されるのでタイミングのよさが本当に大切なんです。自分がいなければ死んでしまったかもしれない命を救えた時の達成感は何者にも変えがたいです。

"獣医シャン"(沖命名/笑)として活躍する牛田卓郎さん

井上さん:お客様の話が自分の知識となりそれを生かせる事が楽しいですし、4回限定の回数券のお客様が僕が指導して肩こりが治った等、効果がでた為、直接お礼のメ-ルがきた事がとても嬉しかったです。

二足のワラジイケメンの今後

――二足のワラジイケメンとして(笑)目指す所は?

新井さん:歯医者ありきで芸能関係は何でもやりたいです。特に音楽は作るソフトで曲をためています。30歳までは歯医者として症例の実績等、土台をつくっていきたいです。僕のテレビ出演を見て高校の英語の塾講師が一時間半かけてわざわざかよってくれたりしてテレビの反響はやはり凄いです。

歯医者でモデル、音楽もやっている新井一徳さん

牛田さん:時間の使い方は大変ですが僕は、あくまでも獣医で音楽はサブコンテンツです。これからも勘違いせずにコツコツやりたいです。以前は400人集めてライブをしたので次は1,000人ホ-ルでやってみたいです。

井上さん:昔は事務所に所属していたのですが、今はトレ-ナ-という職業をいかして媒体に出られたらとおもっています。

――さて皆さんの10年後はどうなっているでしょうか

新井さん:実は同業者で執事歯医者さんがいまして、ちょっとコラボしてみたら面白いのでは……と思ったりしてます。色々な事を試して賛否両論の賛成を増やしたいと思っています。

牛田さん:独立開業と後進育成です。動物医療業界で患者さんの誤解や問題を発信していける値打ちのある人になる為の説得力をもつ為のメディア出演だと思っています。同じ事をいっても牛田がいうから意味があると思われたいです。

井上さん:独立して自分の店を持ち何店舗かだしたいと思っています。顧客獲得の為にもメディアで露出していければと思っています。

まとめ

仕事について熱く語ってくれた働くイケメン達。イケメンだからといって必ずしも得をすると思うのは大間違いで、彼らは、いくら努力しても中々、努力を認めてもらえない……。仕事で成功しても顔がいいからと周囲が思ってしまいがち。

きっと仕事のできる美人も同じ事で悩んでいる人はいるだろう……。顔がいい人は、普通の人以上に技量をつけていかなければいけない。更に努力しなくてはいけないのである。 う~ん、外見がいいのも苦労するのだなぁ……。そこそこが一番と妙に納得する沖でありました。


沖直実
ラジオパ-ソナリテイ-と司会をやりながら、2004年からイケメン評論家として「沖直実のいい男祭り」というイケメント-クイベントを開催。キャスティング、プロデュ-ス、司会をしており、城田優くん、斎藤工くんも出演。他、イケメンに関しての情報番組でコメント、イケメンキャスティング、オ-ディションの審査員等活躍している。