フュージョン・コミュニケーションズは23日、都内で記者説明会を開催し、同社のMVNOサービス「楽天モバイル」向けの新端末と新サービスの発表を行った。また、モバイル事業における今後の展開についても言及した。

スマートフォン2機種を新たに投入

説明会にはフュージョン・コミュニケーションズ会長で楽天の平井康文副社長執行役員が登壇。楽天モバイルの強みとして、楽天グループの各サービスとのコラボレーションを挙げ、楽天スーパーポイントとの連携や楽天kobo、楽天ShowTimeなど、コンテンツ事業とのスムーズな連動が可能である点をアピール。楽天グループの3本の経済的な柱であるイーコマース、金融、コンテンツ事業に続く4本目の柱としてモバイル事業を育てていきたいとの抱負を述べた。

楽天の副社長平井康文氏。楽天モバイルを、楽天が抱える各種コンテンツをアグリゲーションしてユーザーに届ける、単なるサービスデリバリープラットフォームを超えた存在にしていきたいと宣言

そして春夏モデルとしてASUSの「Zenfone 2」とソニーの「Xperia J1 Compact」を発売する。

「ZenFone 5」に続き、ASUSから発表されたばかりの「ZenFone 2」も取扱う。一括購入では3万5,800円(2GBモデル)、4万5,800円(4GBモデル)。24回分割では月額1,611から2,061円

おサイフケータイに対応した「Xperia J1 Compact」は、性能的にはミドルレンジだが、「楽天Edy」アプリが利用でき、Edyを利用すると楽天スーパーポイントが2倍貯まる。

「Xperia J1 Compact」価格は一括で5万4,800円、分割で月額2,466円と、SIMフリー端末としてはハイエンドだ

両機種ともすでにSIMフリー端末として販売されているものと基本的に変わらないが、楽天モバイルから一括購入すると、楽天市場ポイントがプレゼントされる。

さらにもう1機種、「今までにない、楽天モバイルならではの革新的なスマートフォン」を近日中に発表することを明らかにしたが、こちらについては発表時期やメーカーなどを含め、一切明らかにされなかった。

詳細不明の機種が近日発表されることが明らかに。「楽天エクスクルーシブ(独占)販売」とのことなので期待したい