ソニーモバイルコミュニケーションズは20日、フラグシップスマートフォンの最新機「Xperia Z4」を発表し、日本市場でも今夏以降発売することを明らかにした。発表会場で短時間ながら実機に触れる機会を得たので、ファーストインプレッションレビューをお届けしよう。
より薄く軽くなったがデザインは大きな変化なし
Xperia Z4(以下Z4)本体の外観は、初代Xperia Zから継承する「オムニバランスデザイン」を引き継いでおり、前モデルであるXperia Z3(以下Z3)から大きく変わっていない。あまりに代わり映えがしないので、新機種という感じがしない。Z3と比べると、0.4mm薄く、8g軽くなっている。ちなみに厚さ6.9mmというのは「iPhone 6」と同等。国内発売未定ではあるが、ファーウェイの「Huawei P8」(6.4mm)に次ぐ数値となる。
オーディオジャックに続いてmicroUSBにもキャップレス防水端子を採用したため、USB端子はカバーなしのむき出し構造になった。同時にサイドにあった充電端子がなくなり、専用充電スタンドでは横置きから縦置きに変わっている。ムービー再生時に便利な横置きスタイルではあったが、スマートフォンとして考えるときはこのほうが自然だろう。正面から見るとあまり変わり映えしないが、サイドフレームは大幅に設計変更されている。
カラーバリエーションはZ3と同じ、ホワイト、ブラック、カッパーに、アクアグリーンが追加され4色展開。Xperia Z2で一部ユーザーから人気があり、海外ではZ3にもラインナップされていたパープルは復活していない。個人的には世代が変わったことを明らかにするために新色が欲しかったところで(アクアグリーンは一応新色だが)、一部でコアな人気のあるパープルやXperia Z3 Compactに用意されていたオレンジなども見てみたかった。