ソニーモバイルコミュニケーションズは20日、同社のスマートフォン「Xperia」シリーズの最新モデル「Xperia Z4」を発表した。「カメラスマホ」の最終形を目指したという同端末。発売日や価格が明らかにされず、キャリアに先立ちメーカーが発表するなど異例と言える点も多い。本稿では同日、都内で開催された発表会の模様をレポートする。

より薄く、軽くなったフラッグシップモデル

発表会冒頭では、同社代表取締役社長兼CEOの十時裕樹氏が登壇。2013年春にXperiaのフラッグシップモデルとして登場したXperia Zを皮切りに、Z1~Z3までの歴代Zシリーズを振り返り、最新モデルとしてXperia Z4(以下Z4)を発表した。

日本市場を最重要市場と位置付けていると説明する十時社長。昨年11月に就任したばかりで、ソニーモバイルの再建に向けて商品力を高めていきたいと語った

続いて同社のデザイン・商品企画部門担当シニアバイスプレジデントの田嶋知一氏が登場し、Z4の商品コンセプトについて紹介。

田嶋氏はソニーモバイルではスマートフォンの中でもカメラ機能を重視しているモデルを「カメラスマホ」と呼んでおり、Z4ではこのカメラスマホを極めることを目標に据えたと説明した

開発の重点ポイントとしてデザイン、カメラ体験、エンタテインメント体験の3つを挙げ、それぞれを性能面でも支えるべく、8コア-64bit CPU(Snapdragon 810)の採用や4G LTEカテゴリー6、MIMO構成のWi-Fiなど、スペック面にも妥協していないことを明らかにした。

UIデザインについては、OSにAndroid 5.0(Lollipop)を採用し、そのUIデザインである「マテリアルデザイン」を重視しつつ、Xperia独自のスパイスを効かせたという。具体的にはプリインストールアプリのデザインにおいて、カラーパレットや、大きくアニメーションも備えたヘッダーの採用、奥行き(視差)を感じられるスクロール画面、画面の端から端まで使ったリストなどの要素を多用し、マテリアルデザインとの親和性を高めている。

Lollipopに対応したZ4のインターフェースとして6つの要素を挙げた。いずれもシステム標準アプリとの親和性も高く、デザイン性に優れており、使い勝手も良さそうだった

ハードウェアのデザインについてはZ3と同様に金属とガラスで1枚の板を成すというコンセプトを踏襲しつつ、より薄く・より軽いボディを実現。厚さは6.9mmと、Xperia史上最薄モデルとなっている。また、この薄さながらXperiaの特徴であった防塵・防水構造は引き続き採用されており、オーディオジャックおよびMicro USBコネクタにはキャップレス防水コネクタを採用したことで利便性も高まっている。またmicro SDスロットとSIMカードスロットを1つにまとめることで、サイドフレームもこれまでになくシンプルになっている。