2段重ねケースにMini-ITXモデル!

Thermaltakeの「Core X1」は、高い拡張性と冷却性を備えたMini-ITXケース。先週登場した「Core X9」と同様の設計を採用しており、ケースの"2段重ね"にも対応する。本製品はもともとMini-ITXケースとしてはかなり大きいが、付属のクリップで連結すれば、さらに大きなケースとして利用できるようになる。TSUKUMO eX.での価格は14,018円。

Thermaltakeの「Core X1」。マザーボードは水平に設置するタイプだ

サイズが大きいため、Mini-ITXケースながら内部には余裕がある

フロント、リア、トップ、ボトムの4面に冷却ファンが設置可能。トップ側には、固定位置を自由に変えることができる専用ブラケットが付属しており、20/14/12cmファンや、36/28/24/14/12cmサイズの水冷ラジエータに幅広く対応する。メッシュパネルの採用でエアフローを確保しながら、ダストフィルタによりホコリの流入は抑えた。

ドライブベイは、5インチ×2(フロント)、3.5/2.5インチ×3(電源ユニット脇)、2.5インチ×1(マザーボードトレイ裏)を用意。5インチベイは取り外し可能で、そうすると最長40cmまでのグラフィックスカードが搭載可能になる。またCPUクーラーは、全高20cmの製品まで利用できる。

トップ側には専用ブラケットが付属。位置は自由に変えられる

マザーボードの下に、電源スペースと、3.5インチベイがある

またCore X1と同時に、マイクロATX用の「Core X2」も同時に発売となっている。こちらの価格は、同ショップで18,338円となっている。

Core X1/X2/X9を積むと、まるで親亀・子亀・孫亀のように

防塵・防滴設計のタフケース

SilverStoneの「SST-MM01B」は、過酷な環境でも使えるという防塵・防滴ケースだ。防塵用フィルタには業務用のHEPAフィルタを採用。18cm径の「Air Penetrator AP182」ファン×2個との組み合わせにより、冷却性能を維持しながら、ホコリの侵入を防ぐことができる。オリオスペックの受注販売で、価格は52,704円(納期は1カ月)。

SilverStoneの「SST-MM01B」。防塵・防滴設計のフルタワーケースだ

フロントパネルの内側。まるで空気清浄機のようなフィルタが入っている

通常、ホコリが問題となるような過酷な環境では、ファンレスPCが使われることが多い。ファンレス設計の場合、高性能なPCの運用は難しいが、SST-MM01Bならば、発熱が大きいハイエンドCPUやGPUであっても、制限なく利用できる。フルタワーなので、SSI-EEB、SSI-CEB、E-ATXといった大型マザーボードにも対応している。

フロントの吸気ファンは、大口径の「Air Penetrator AP182」が2つ

ケースの内部。マザーボードは同社らしい倒立配置となっている

そしてフロント側とリア側には、傾斜が付いたスリットの開口部を用意。完全な防水仕様ではないので注意は必要だが、上から流れてきた液体の内部への侵入は防ぐことができる。防水規格のIP43も取得しているそうだ。

フロントの吸気口。このカバーで液体のケース内への流入をブロック

同様のカバーはリア側にも付いている。ケーブルは下から通す仕組みだ