キーボードの打ち心地はかなりイイ!

Universal Mobile Keybordのキーピッチは、実測で約17mmだった。一般的なフルサイズ(19mm)のキーボードと比べると多少窮屈な感じはあるが、モバイル向けとして考えれば十分な大きさが確保されている。Enterキーや一部の数字/記号キーがやや狭いものの、特に大きなストレスを感じる場面はなかった。

キーピッチは実測で約17mm。上部のボタンで画面のロックや音量の調整などを行える

キーストロークは実測で1.5mm前後だ。キータッチは軽めながらも「カクっ」としたクリック感があり、軽快に入力できる。強めにタイプすると、底打ちによる指への反動やたわみは生じるが、普通に使うぶんには気にならないだろう。

キーストロークは実測で1.5mm。個人的にはやや左右にぐらつく点が少々気になるが、タイプ感は悪くないほうだ

キー配列については、いくつか特殊な点が見受けられる。まず左下にあるホームキーはWindows端末ではWindowsキーが割り当てられており、iOS/Android端末ではホーム画面に戻るためのキーとなっている。またWindows向けキーボードでいうところの半角/全角キーの位置にはESCキーが配置されており、iOS端末ではホームボタン、Android端末では戻るボタンと同様に機能するのだ。さらにファンクションキーがないため、Windowsでの半角/カナ変換が行えないのは厳しい。

日本語入力と英字入力の切り替えも独特だ。まずWindows端末とiOS端末では、スペースキーの左側にある「英数」キーで半角英数字入力に、スペースキー右側にある「カタカナひらがな」キーでかな入力に切り替えられる。Android端末では「Fn」キーを押しながらスペースキーを押すことで、アルファベット入力とかな入力を切り替えるのだ。ひとつのキーボードで3機種を利用できるのは確かに便利なのだが、OSによって操作が大きく変わるのはかなり面倒に感じる。このあたりはOS側の仕様なので仕方ないことなのだが、なんらかの解決策は欲しいところだ。

一部のキーには、グレーの円のなかに記号が描かれている。これは英字キーボードと認識されるiOS端末やAndroid端末向けのガイドだ