熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップを中心に、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分の芸能ニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【ノンストップ!】→【ノン】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】と略表記します
12月22日(月)
■「早くも坂口杏里に男の影! まさかの報道に小峠を直撃」【ミヤネ】
熱愛報道からなかなか関係が発展せず、「求愛する23歳美女vs煮え切らない38歳ハゲ」と言われていたバイきんぐ小峠英二と坂口。ベッド写真の流出を経てようやく交際宣言し、さぞラブラブと思いきや、イケメン男性との2ショット写真が報道されてしまった。真相は、坂口が交際発表の1週間前、夜20時から翌朝9時までホスト遊びをしていたようだ。
イベント出演した小峠は、「あれね! ビックリしましたね。(ホスト通いは)知らなかったですよ。ああそうなんだって。全然ホストクラブくらいいいですよ!」「(坂口は)イケメン好きだと。まあそうでしょうね。理想と現実という感じで。たとえば、向こうが僕と同じでズルズルだったら、ハゲと離れてまたハゲに会っていたんじゃねえか! って」と笑わせながら器の大きいところを見せた。
さらにベッド写真について、「(ベッドじゃなくて)ソファなんですよ。どっから流出したかってのは当然分かってます。あれは(バイきんぐの)相方・西村が嫉妬に狂って流出させた。死ぬほど恥ずかしいし、生き恥ですよ」とコメント。どうでもいい気もするが、面白いカップルなのは間違いない。
■「2014年、結婚した芸能人を一挙特集」【スッキリ】
日替わりの年末特別企画。第1弾は「芸能人の結婚」だった。鈴木奈々は工場勤務の一般男性とついに結婚。結婚式で指輪を忘れ、ドレスにケーキをこぼすなどの失敗で鈴木らしさを見せてくれた。天野ひろゆきと元フリー・アナウンサーの荒井千里も結婚。天野は資産10億と噂されるだけに結婚式に注目が集まったが、非公開で相方・ウド鈴木がうまくフォローしていた。宇多田ヒカルとイタリア人のカリアーノさんは、現地の教会で結婚。建物外まで撮影を一切させないなどの超厳戒態勢ぶりが話題を呼んだ。高橋愛とあべこうじはバレンタインデーに結婚。11歳差の元アイドル&芸人婚で、結婚後はお互いネタにしまくっている。スキージャンプのレジェンド・葛西紀明選手と怜奈さんは、メダル獲得直後のプロポーズで感動を誘った。世間を驚かせたのは、仲間由紀恵と田中哲司の入籍。14歳差の共演婚だった。そして、11月には世の女性が衝撃を受ける。西島秀俊が27歳の一般女性と結婚し、翌日には向井理と国仲涼子の結婚報道があった。
ここで井上公造が登場し、来年の結婚について語った。用意されたフリップには、観月ありさと実業家、中村獅童と一般女性、杏と東出昌大、長澤まさみと伊勢谷友介、片瀬那奈と溝端淳平、前田敦子と尾上松也、倉科カナと竹野内豊、南明奈と濱口優の名前があった中、「杏ちゃんと東出くんは100%結婚します。愛の貫き方がハンパないし、新居も決まっていますから、春までにはゴールインする」と断言。長澤と伊勢谷は「くっついたり、離れたりを続けている。尊敬でつながっているので、6月くらいまでに結婚はある」、前田と松也は「堂々と手をつないで歩くようになったので、来年中の結婚もある」と話した。言ったもん勝ちの世界だが、本人たちはこれを聞いて何を思うのか。
12月23日(祝)
■「追跡取材、ありのままに愛した遠野なぎこと矢吹春奈」【ノンストップ】
わずか55日間のスピード離婚が物議を醸した遠野は、元夫のことを「夫婦という形を取り除いたことで、仲のいい恋人に戻れた。どんだけ泣こうがわめこうが、全部受け入れてくれる人」と話した。さらに、「愛は無条件に命を差し出せるもの。恋は相手を犠牲にしてでも自分を守りたいもの。私はまだ恋しかしたことがないので、愛を知りたい」と語る。この人が言うと全然説得力がないからスゴイ。
それよりも気になったのは、自宅取材で見せた飲みっぷり。昼間からビールのラッパ飲みをしたほか、たくさんのお酒が置かれた部屋に情緒不安定さが垣間見えた。「今年大きく変わったことは?」と聞かれた遠野は、「人からの信頼。『変わっている人』『好き放題生きているんだね』ってなっちゃった」とこぼした。
次に番組が直撃したのは、「もう一人の寝室鉢合わせ」と言われた矢吹春奈。当時、仁科克基と同棲していたマンションに帰宅したところ、チェーンがかかっていたがドアを破って部屋の中へ。しかしベッドには、女性に腕まくらをして寝ている仁科がいた。矢吹は翌日、部屋を出たという。
「その後、留守電で『ごめんなさい。ヨリを戻したいです』と言われましたが、しゃべりたくなかったので連絡はメールだけでした。1カ月くらい長文メールが続きましたが、本当に気にしてなかったんで内容は覚えていません。『いい経験をさせてもらった』って感じですね。人がなかなか味わえない気持ちにさせてもらったという意味で」とサバサバ話した。ただ矢吹は、「次につき合いたいのは誠実な人」というリップサービスも忘れない。矢吹と矢口真里の対談が実現したらいいのに。
■「2014年、亡くなったスターたち」【スッキリ】
日替わりの年末特別企画第2弾は、「2014年、亡くなったスターたち」。歌手のやしきたかじんさんは64歳。『やっぱ好きやねん』などの名曲とホンネトークで愛された。オペラ歌手の中島啓江さんは57歳。170kgの巨体とユーモアあふれるキャラで愛された。音楽プロデューサーの佐久間正英さんは61歳。ボウイ、GLAY、JUDY AND MARYらの楽曲を手がけ続けた。料理研究家・小林カツ代さんは76歳、炎の料理人・周富徳さんは71歳、ラーメンの鬼・佐野稔さんは63歳。いずれも料理番組だけでなくバラエティ番組で人気を博した。フリーアナウンサーの山本文郎さんは79歳。31歳年下女性との再婚が話題になった。淡路恵子さんは80歳。波乱万丈の人生と毒舌で鳴らした。そして何といってもこの2人。菅原文太さん81歳と高倉健さん83歳。いまだ亡くなったのが信じられないほどの名優だった。
12月24日(水)
■「ふなっしーがステージから落下。」【スッキリ】
日本武道館で行われたTHE ALFEEの40周年記念ライブにゲスト出演したふなっしー。しかし、高見沢俊彦がプロデュースした新曲「梨空レインボー」を歌っているとき、足を踏み外して高さ約2mのステージから転落してしまった。
「大ケガか?」と思いきや、ふなっしーは倒れたまま歌い続け、ステージ上の高見沢は何食わぬ顔でギター演奏している。一度、舞台袖に下がったものの、再度登場するといつも通りのハイテンションを披露。これを見た加藤浩次は心配するどころか、「(転んでいるのに)見事な口パクだったな。『スッキリ』のスタジオでも口パクでしたよ」と爆笑暴露した。
ちなみに、ふなっしーはツイッターで「全然大丈夫なっしー。一応梨ドクターにも検査して貰うから安心してなっしー」とコメント。このあたりのファン&マスコミ対応が実にうまい。
■「外国人に聞いた2014年の騒動ベスト10」【スッキリ】
日替わりの年末特別企画第3弾は、「外国人300人に聞いた今年の騒動ベスト10」。10位は松島みどり議員のうちわ配布騒動。9位は競泳・冨田尚弥選手のカメラ窃盗疑惑。8位は岩谷英雄兵庫県議のマスコミから全力疾走。7位は佐村河内守氏のゴーストライター騒動。6位はペヤングソースやきそばへの虫混入。5位はASKAが覚せい剤取締法違反で逮捕。4位は東京都議会でのセクハラ野次騒動。3位は小保方晴子氏のSTAP細胞騒動。2位は大韓航空のナッツ・リターン騒動。1位は野々村竜太郎議員の号泣会見。ちなみに日本人が選ぶ1位は小保方晴子氏らしい。野々村議員の号泣は、言葉の分からない外国人にもウケたようだ。
いずれもネットでアッという間に世界中へ拡散してしまっただけに、テリー伊藤は「見せたくなかった。恥ずかしい」「野々村議員のVTR見せられたら、(面白すぎるから)芸人はたまったもんじゃない」とコメント。演出にこだわるタイプだけに、もしテリーが謝罪会見をしたらどんなものになるんだろう……と考えてしまった。
12月25日(木)
■「Chage が7カ月の沈黙を破り初告白! あの事件とデュオ復活」【ノンストップ】
番組は今月21日に独占インタビューを実行。Chageの「56歳にして初のディナーショー」に密着した。昭和歌謡からCHAGE and ASKAの楽曲までさまざまな曲を歌い、600人の観客を喜ばせてショーは2時間で終了。直後インタビューに応じた。
まずChageは、「とんでもないことが起きたことも事実ですけど、それを踏まえて前に進めることができた年なんじゃないかと思います」「一番勇気をもらったのがファンの方ですから。何よりも僕の宝物だと思っています。それがなかったら僕の音楽はいったん止まっていたでしょうね」とASKAの逮捕を振り返る。
次に語ったのは楽曲について。「今回かなりソロの曲もやりましたけど、CHAGE and ASKAの曲もやったので喜んでいただけたと思いますし、受け入れてもらえてうれしかったですね」「いい楽曲であるから堂々と歌いたいし、聞いてもらいたいという気持ちになります」とデュオへの思いを語った。
ASKAについては、「自分を取り戻して欲しい。周りがとやかく言うより自分で気づいて、行動を起こして欲しい。まだ僕の中でも整理はついてないんですけど、それは彼も同じでしょう」と気づかいを見せる。活動再開について聞かれても、「そういうときがきたら長いつき合いですから、2人きりで話し合うことができると思いますよ。ぶっちゃけどんな状況になろうとも、40年近いつき合いですから、誰がどうのこうのって言われても事実ですから。あとは彼が今後努力していいただいて、それを見守っていくことが僕の役割かなと思っています」と語った。つまりCHAGE and ASKA復活はASKA次第ということだ。何と温かく頼もしい相棒か。
■「感動を呼んだ2014年のスポーツ名場面」【スッキリ】
日替わりの年末特別企画第4弾は、「2014年のスポーツ名場面」。1月、サッカー・本田圭佑選手がACミランへの移籍会見で、「心の中で私のリトル・ホンダに聞きました」というコメントが話題になった。
2月、ソチ五輪でフィギュアスケート・羽生結弦選手が金メダル。浅田真央選手のフリー演技も感動を誘った。さらに、スキー・ジャンプの葛西紀明選手が7度目の五輪出場で初の銀メダル獲得。スノーボード・ハーフパイプでは平野歩夢選手と平岡卓選手も銀銅メダルを同時獲得したが、スキー・モーグルの上村愛子選手は5度目の五輪でのメダル獲得はならなかった。
3月、父の訃報を乗り越え、レスリングの吉田沙保里選手が国別対抗ワールドカップで日本の優勝に貢献。告別式からわずか4時間後のことだった。9月には世界選手権でも優勝し、世界大会15連覇というからスゴイ。
9月、テニスの錦織圭選手が全米オープンで準優勝の快挙。その後のフィーバーにつながった。大相撲秋場所では、逸ノ城がまだマゲも結えない状態で、優勝争いに絡む13勝2敗の快進撃。
そして意外なところで注目が集めたのは、軟式高校野球。全国大会の準決勝で中京と崇徳が何と延長50回、4日間に渡る大熱戦を繰り広げた。相手を0点に抑え勝利投手となった松井選手は、地元でモテモテのヒーローになったという。ところでサッカーワールドカップの映像は一切なし。「負けたら一切ふれない」というのが、いかにもワイドショーらしい。
■「独身イケメン俳優、最後の砦も……佐々木蔵之介に熱愛報道」【ミヤネ】
クリスマスらしい熱愛報道が届いた。「結婚したい男」ツートップの西島秀俊と向井理が結婚を表明したことで、一躍注目が集まることになった佐々木。今月15日20時半、帽子とマスクをつけて完全ガード状態の佐々木が新宿区のマンションへ向かう姿が報道された。そこに住んでいるのは、20歳年下の26歳薬剤師Aさん。出会いは今年6月大阪へ遊びに行ったAさんがバーで飲んでいると、佐々木が「ふだんはこんなことしないんだけど、連絡先教えてくんない? 東京へ帰ったらご飯食べよう」とナンパしたらしい。
現在は佐々木が週2回、Aさんの部屋に通っている。激写された日、佐々木は1時間20分後、スッキリとした感じで部屋から見てきたとのことだが……記者の直撃を受けた佐々木は、「こうなったらお話します。以前から筋肉疲労に悩んでいて、忙しくてなかなか薬局に行けないので彼女に預かってもらっていたんです。おつき合いはしていません」と断言。イケメン俳優と言われる人たちは、交際を一度は否定するものだが……今回はどうか。
12月26日(金)
■「今年最後のサプライズ! 杏と東出昌大が元日婚へ」【スッキリ】
杏と東出が元日に結婚することが分かった。すでに家族や事務所関係者に結婚を報告。新年を迎えたタイミングで婚姻届を提出し、挙式は「桜の咲くころまでに」行う意向という。
2人は朝ドラ『ごちそうさん』で夫婦役を演じたあとに交際スタート。今年の正月には、杏が東出の実家で過ごした様子が報道されていたが、ちょうど一年後に結婚ということになる。元旦を選んだのは、「まじめな2人が『一年の計は元旦にあり』と考えたから」らしい。どちらも長身モデルとしてパリコレ出演歴があり、和を大切にする古風な性格など、外見も内面もお似合いとしか言えないカップルだ。
来年1月から杏は月9ドラマ『デート』に主演、東出も大河ドラマ『花燃ゆ』と話題作『問題のあるレストラン』にダブル出演するなど、ともに仕事も絶好調。誰からも祝福される状態でのゴールインとなった。
■「NHKの清純派"魔法少女"がダブル不倫で降板」【とくダネ】
NHK『ニュース7』で人気のお天気キャスター・岡村真美子がTBS『ひるおび!』の気象予報士・佐藤大介と、気象庁勤務の既婚者A氏とダブル不倫をしていたという報道が流れた。岡村はA氏と3年にわたって不倫していたが、隠れて佐藤とも長年不倫関係を続けていたという。さらに、佐藤が「寝取られフェチ」であることや、ダブル不倫を知ったA氏が激怒して佐藤の自宅に行き、警察沙汰に発展したことなどが報道されている。
岡村と佐藤が所属する『ウェザーマップ』は、「報道番組で天気を解説する立場として適切ではない」とテレビ局側に出演取りやめを申し出て、すぐに受理された。とりわけ岡村は、指示棒の先が星のマークに重なって魔法のステッキに見えることから「魔法少女」と呼ばれ、アイドル的な人気だっただけにショッキングだ。
これを見た小倉智昭は、「爆弾低気圧よりスゴイね。"ダブル不倫"は既婚者同士のときに使う言葉だから、二股で不倫していたケースは珍しい。よかったです、(『とくダネ』の)天達じゃなくて」と笑わせていた。
このほかにも「米倉涼子が2歳年下の会社社長と同棲」という報道があるなど、年末の増刊号を売るために週刊誌がスクープを連発。特に今年芸能ニュースをけん引した『週刊文春』は最後まで出し惜しみなしの姿勢を貫いた。
最後に、今年のワイドショーは来週月曜の29日で終了しますが、当連載の年内分はここで終了。年末恒例の「2014年の芸能ニュースランキングTOP10」も予定していますが、ひとまず今年も一年間、ありがとうございました。
■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。