iPhoneのアルバムを開くと、今年一年のいろいろな出来事が思い出されます。日常の様子を手軽に撮影でき、家族や友人にシェアするにも、iPhoneは最適です。

でも、撮ったものをiPhoneだけに入れっぱなしではもったいない。Macをお使いの方なら、無料でダウンロードできるAppleの写真編集ソフト『iPhoto』を使って、ポストカードから本格的な写真集、カレンダーなどを手軽に作成することができます。形にするなら思い出が新鮮な今のうち。年末年始に家族や友人と集まって、みんなの写真をまとめて編集してみては。

iPhotoをダウンロード

iPhotoは、MacのApp Storeから無料でダウンロードが可能です。iPhoneをお使いでiCloudフォトライブラリをオンにしてあれば、MacのiPhotoとの写真共有が便利でカンタン。iPhone以外の写真も、MacのフォルダやSDカードから簡単に撮り込みが可能です。

MacのApp StoreからiPhoneをダウンロード

iCloudフォトライブラリを使用中の方は、「iCloud」を選択しApple IDでサインイン

iCloud上にある写真のサムネイルが自動的に読み込まれます(枚数が多い場合は時間がかかります)

フォルダやSDカードの写真を読み込む場合はドラッグ&ドロップで

これで準備はOK。すぐにカードやフォトブックの作成を始められます。

デザインいろいろ! 手軽に作れる「カード」

お気に入りの写真をフォトフレームに入れて飾りたい時や、絵ハガキにして誰かに贈りたい時には、「カード」タイプがおススメ。複数の写真を一枚のハガキに並べることもできます。

ライブラリからプリントしたい写真を選び、「共有」→「カード」→「カードを作成」をクリック

カードの種類を選択。様々なデザインや背景色から選べます

カードの種類はこんなにいろいろ。目的に合わせて選べます。

「活版印刷」は手触りの良い紙に凹凸のある印刷が施された、高級感ある仕上がり。お祝いや長く保存したいメッセージにピッタリです

「二つ折り」は発色の良い紙を使い、二つ折りの内側にメッセージを書き込めるようになっています。写真の数やレイアウトも豊富なテンプレートから選べます

「フラット」はシンプルなカードタイプ。裏面は絵ハガキタイプもあり、旅先からのポストカードにも最適です

デザインを選んだら、写真や文章を編集します。

「レイアウト」で縦横や配置する写真の枚数を選択。複数の写真を並べることも可能

「オプション」では、テキストや画像のスタイルを編集

「写真」ではアルバムなどから別の写真を選択し、ドラッグ&ドロップで配置や差し替えが可能

デザインができたら、そのまま注文へ。

「カードを購入」をクリック

画面の手順に従ってカードの枚数や配送先、請求先を入力し、「ご注文の確定」をクリック

注文情報が送信されます。あとは届くのを待つだけ!

簡単な冊子から本格的な写真集まで作れる「フォトブック」

iPhoto上でアルバムを編集したら、そのままフォトブックに印刷してしまいましょう。レイアウトや背景色、メッセージを組み合わせて、こだわりの一冊に。テンプレートを利用して手軽に仕上げることも可能です。

こちらはハードカバーのサンプル。LサイズとMサイズです

iPhone 6を並べると、大きさはこれくらい

パノラマも楽しめる横長型。いろいろなレイアウトが楽しめます

フォトブックを作るには、はじめにiPhoto上で「アルバム」を作り、ブックに入れたい写真をまとめておきます。

はじめに新規アルバムを作ります。ライブラリの「写真」を開き、何も選択していない状態で「追加」→「アルバム」→「新規アルバム」をクリック

アルバムの名前を入力します

フォトブックに入れたい写真をライブラリからアルバムへドラッグ&ドロップして集めていきます

集め終えたらアルバムを開き、「追加」→「ブック」→「ブックを作成」をクリック

フォトブックの製本タイプとサイズ・デザインを選択し、「作成」をクリック。フォトブックには固い表紙にカバーのかかった「ハードカバー」、曲げられる程度の厚紙が表紙の「ソフトカバー」、針金で綴じた「リング」の3種類があります

続いて、内容を編集します。

自動的に全体のレイアウトが作られ、全ページが表示されます。ページをダブルクリックすると個別に編集できます

右下のメニューから、「レイアウト」で写真の枚数やレイアウト、背景色などを選択。文字入りのレイアウトも選べます

「写真」の欄にアルバム内の写真が表示されます。ドラッグ&ドロップでページ内に配置・入れ替えが可能

写真を選択し「オプション」を開くと、フレームの変更や写真の補正ができます

文字を選択し「オプション」を開くと、フォントやカラー、配置を編集できます

全体の編集が完了したら「ブックを購入」をクリック

この後はカードと同じ手順で注文します。

今年の思い出を来年一年間楽しめる「カレンダー」

一年間に撮った写真をさかのぼって眺めると、今年の出来事や行った場所、いろいろなイベントなどが思い出されて楽しいものですね。毎月のベストショットを何枚かピックアップしてカレンダーにすれば、今年の出来事を季節ごとに振り返って楽しむことができます。

カレンダーのサンプル。上に写真/下に日付の大きなサイズで、実用性も十分です

写真の部分がA4くらいの大きさ

日付の欄にも写真やテキストを追加できます

作成の手順はフォトブックと同様です。

「フォトブック」と同じ手順で新規アルバムを作り、カレンダーに入れたい写真を集めます

アルバムを開き、「追加」→「カレンダー」→「カレンダーを作成」をクリック

デザインを選択し、「作成」をクリック

カレンダーの開始年月と、表示させる祝日を選択。MacやiPhoneの「カレンダー」アプリに登録してある内容を読み込むことも可能です

自動的に全てのページが作られます。あとは「フォトブック」と同じように右下のメニューを使いながらレイアウトや写真を編集していきます

日付の枠をクリックすると、文字の入力が可能です

全体の編集が完了したら「カレンダーを購入」をクリック

この後はカードと同じ手順で注文します。