デザインの変更でカラフルさと透明性を増す

OS X Yosemiteで目を見張るのが、インターフェイスのデザインの変更だ。これまで、アクアやメタルといった素材の表面のテーマが移り変わってきたが、Yosemiteでは透明性を高めたデザインとなった。白さとカラフルさも加えられ、ちょうどiOS 7との調和が取られている。つまり、フラットとレイヤーのデザインがデスクトップにも採用されていくということだ。

iOSで採用されたフラットデザインがMac OSにも

これまでMacの象徴となっていた画面上部のメニューバーについても、よりクリアなフォントが採用され、Retinaディスプレイ上でより映えそうだ。従来は白っぽい透明なメニューバーしか選択できなかったが、Yosemiteでは黒いメニューバーを選択することもでき、写真やビデオを扱う場面で、目立たないUIを使いたい場合に重宝しそうだ。何より、クールな印象を受ける。

Safariもデザインを変更へ

加えて、Safariのデザインも刷新された。これまでのタブ表示は、iOSのようにページを俯瞰して並べる形式に変更され、見やすくまとめられている。またJavaScriptなどの高速化、Web標準のHTML5ビデオ再生によって、フルHDの動画再生を行う際のバッテリーライフをMacBook Airで最大2時間延長させるなどのチューニングも行われた。