『中二病でも恋がしたい!』 VS 『悪魔のリドル』、3番勝負の行方は? ニコニコ超会議3でガチンコバトルステージ

2014年4月26日と27日に千葉・幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議3」。その初日となる26日、超アニメエリアのステージにて、「『中二病でも恋がしたい!』ラジオ VS 『悪魔のリドル』ラジオ ガチンコバトルステージ@ニコニコ超会議3」が行われた。

インターネットラジオステーション＜音泉＞10周年記念と銘打たれた本ステージは、音泉で放送されている『中二病でも恋がしたい!』と『悪魔のリドル』のWEBラジオに出演しているキャスト陣によってガチンコバトルを繰り広げるというもの。「中二病でも恋がしたい! ～闇の炎に抱かれて聴け～」からは内田真礼、赤﨑千夏、上坂すみれ、「悪魔のリドル ラジオ～黒組通信～」からは諏訪彩花、大坪由佳、浅倉杏美がそれぞれ登場した。

……と思いきや、『悪魔のリドル』の犬飼伊介役として登場したはずの浅倉が、いきなり『中二病でも恋がしたい!』の制服を羽織り、「五月七日くみん役の浅倉杏美です」と寝返ると、内田真礼も「オープニングを担当しています」と『悪魔のリドル』陣営に動くなど、波乱含みのスタート。さらに大坪が『若干、中二にも出てる』(『中二病でも恋がしたい! Lite』に出演)と言い出し、ステージ上は混沌を極める。

ステージはまず作品紹介ということで、『悪魔のリドル』チームが『中二病でも恋がしたい!』、『中二病でも恋がしたい!』チームが『悪魔のリドル』をそれぞれ互いに紹介するということになったが、ただ紹介するのではなく、それぞれの作品に関する重要な単語が書かれた紙を箱から引いて、その単語を使って作品紹介をするというゲーム形式で行われた。

『悪魔のリドル』チームからは、諏訪と大坪が「ダークフレイムマスター」「邪王真眼」「マビノギオン」「サーヴァント」「不可視境界線」「昼寝」といった6つの単語を使って『中二病でも恋がしたい!』を紹介。「邪王真眼がいて、昼寝しているところにサーヴァントが……」と、ハチャメチャな展開ながらも。「カオスな感じはあっている」との評を得る。

しかし一方、『中二病でも恋がしたい!』チームの赤﨑、上坂による『悪魔のリドル』紹介は、「守護者」「裏オリエンテーション」「暗殺者(アサシン)」「暗殺予告票」「10年黒組」「暗殺対象」という単語を使いながらも、なぜか「守護者の守護をかいくぐり、暗殺対象者の内定を取り消させるのが悪魔のリドルのあらすじです」と、なぜか就活ストーリーに。ドラマチックになったと自画自賛する赤﨑と上坂の2人だったが、「とりあえず就職から離れてもらっていいですか?」(諏訪)。

作品紹介に続いては、今回の本番ともいえる「ガチンコバトルコーナー」。「中二病でも恋がしたい! VS 悪魔のリドル　炎の3番勝負」と銘打たれた本コーナーだが、ステージ冒頭で混乱を極めた浅倉と内田の所属については、対決ごとに抽選で決定された。

3番勝負の最初は、お題として出されたモノや人の気持ちになって、それをバニッシュメントに具現化するという「具現化せよ! バニッシュメントディスワールド対決!」。浅倉が『中二病』チーム、内田が『リドル』チームとなった本対決でのそれぞれのお題は、

上坂「いろんなことが気になって口癖がどうしてな三歳の子ども」
赤﨑「延々と同じものが出てくるマトリョーシカ」
浅倉「上手く切ることができない刃が欠けたハサミ」

内田「何でも細かく砕いてしまうシュレッダー」
諏訪「全知全能でどんなことでも知っている神ゼウス」
大坪「何でもかんでも勧めてくる洋服屋の店員」

どちらが具現化できていたかは、観客の拍手によって決められ、まずは『悪魔のリドル』チームが勝利。

続く対決は、相手チームを変顔やモノボケで笑わせる「笑い暗殺! ポーカーフェイス対決!」。この対決では、浅倉、内田ともに『悪魔のリドル』チームとなり、リドルチーム有利かと思われたが、赤﨑の活躍により『中二病でも恋がしたい!』チームがイーブンに戻す。

最後の勝負は「創傷イノセンスを探せ対決!」。相手チームの中で、誰が「激甘ティー」を飲んでいるかをリアクションから推理するという本対決では、先ほどとは逆で、浅倉、内田ともに『中二病でも恋がしたい!』チーム。人数が少なく、圧倒的不利と思われた『悪魔のリドル』チームだったが、まさかの勝利で2勝目をあげ、総合優勝を飾った。

(C)虎虎／京都アニメーション／中二病でも製作委員会
(C)高河ゆん・南方純／ＫＡＤＯＫＡＷＡ刊／「悪魔のリドル」製作委員会