――このドラマは兄弟姉妹構成によって、恋愛の傾向が見えてくることを解説していますが、共感できる部分はありますか。

読んでいて、納得できる部分もありますね。私は3人兄妹の末っ子で、姉と兄がいます。末っ子で次女。第2話で私が演じた夏美ちゃんは次女で、行動力があるタイプでした。私は、(行動力が)ないとは言い切れないかもしれないんですけど…結構、慎重派なんですよ。何か物事をはじめる時とか、やるという固い決意がないとはじめられないので。夏美ちゃんは好奇心旺盛なので、その点ではちょっと私と違うかもしれませんね。

――最近では、『Going』(日本テレビ系)のお天気キャスターとしてもおなじみですね。

最初は、ただただ読むことに必死でした。みなさんに伝わりやすいようにとか、そういう工夫はもう少し落ち着いて、余裕ができてから考えられるようになりました。そうなったのは、1年くらいたってからでしょうか。共演者の方と打ち解けて、なんとなくつかめてきた頃からそこまで緊張しなくなりました。今でも緊張するんですけどね(笑)。

――くりいむしちゅー・上田晋也さんとの掛け合いも楽しそうですね。

毎回上田さんとのやりとりを面白いと言ってくださる方が多いので、とてもうれしいですね。上田さん、本当に優しい方なんです。以前、番組で私がクリスマスプレゼントにギャグがほしいと言ったら考えてくださったんです(笑)。それを番組内で披露することになって、生放送で失敗しないように、言い方やタイミングなど細かいところまで丁寧に教えてださいました。

――そのおかげもあって、お天気キャスターの中でも人気が高いみたいですね。

ありがたい限りです。毎回、披露させてもらっているスケッチブックのイラストも、自分でビックリするくらいうまくなっていて(笑)。慣れってすごいなと思いますね。写真を見ながら、見比べて必死に描いています。

――今回のように演技のお仕事もこれから増えていくと思いますが、女優業についてはどのようにお考えですか。

毎回、反省点がありすぎて、すごく難しい仕事だなと思いますが、それをどうしたらうまくなれるかとか考えるのがすごく好きです。結構、負けず嫌いなタイプなので…もっと探求したい(笑)! 雑誌のお仕事も自信をもってやれるようになったのは、何年かたったあと。演技のお仕事もどのくらいかかるか分かりませんが、そうなれるように頑張りたいです。

――今回のセリフで「俺たち友だち卒業しない?」が印象的だったのですが、一人の女性としてどのように受け止めましたか?

そうですねぇ…結構、妄想とか好きなんですが(笑)、そういう妄想とかでしか登場しないセリフだと思います。ドラマや映画なんかも、自分に置き換えて見てしまいますので(笑)。でも、まだそのシーンを撮影していないので…どんな感じなんでしょう?

――実際の異性の友人を思い浮かべてみてください。

うーん…変な感じがします。そもそも、友だちから彼氏になるっていう感覚が分かりません(笑)。友だちになった人とはずっと友だちみたいな感じなのかもしれません。そういう考えなので、突然言われたら「どうしよう!」ってなってしまうと思います(笑)。

――あるドラマで「俺のこと好きになってよ」というセリフがあったのですが、どのように感じますか? 女性にかなり好評みたいなんです。

私も好きです(笑)。笑いながら、冗談っぽく言われたらなっちゃうかもしれません。

――では、「俺のこと好きになってよ。それで友だち卒業しない?」だったら?

もう、それは「はい!」だと(笑)。そんな感じになっちゃうくらい、魔法にかかってしまう言葉だと思います。

――それでは最後に、今回のドラマの見どころを。

それぞれ職業と性格が違う女性たちのラブストーリーなので、共感していただける方も多いと思います。私と同世代であれば、仕事や恋愛、あとは結婚の一次ブームでもあるので、みなさんにいろんなことを感じてもらえるんじゃないかなと。仕事を頑張っている女性の方にも、私の役が重なったらいいなと思います。