特撮好きで知られる声優の鈴村健一と神谷浩史による、文化放送で放送中のラジオ番組『東映公認 鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』の公開録音が8月21日、東京ドームシティ・プリズムホールで開催され、東映の白倉伸一郎氏、JAE押川善文氏らがゲストとして登場した。

左から鈴村健一、名倉かおり(仮面ライダーGIRLS)、白倉伸一郎氏、神谷浩史

『仮面ラジレンジャー』は、文化放送で毎週金曜24時30分より放送中のラジオ番組。大の特撮ファンである人気声優・鈴村健一と神谷浩史が、東映公認で送る「特撮の・特撮による・特撮のための」というコピーのとおり、文字通り特撮づくしの内容となっている。

公録の第一部には、これまで数々の『スーパー戦隊』シリーズ、『仮面ライダー』シリーズを手がけてきた白倉氏が登場。白倉氏は、平成ライダーの多くの作品でプロデューサーを務め、現在は東映テレビ・プロダクション代表取締役社長など数多くの肩書きを持つ。公録のトークでは神谷が「飲み屋で会った時のまま」と語ったように、くだけた雰囲気で行われ、昔から好きだった『スケバン刑事』や、関わってきた作品について語っていた。

新作の『仮面ライダー鎧武』については、鈴村が「(ライダーのコンセプトが)フルーツと鎧武者ってすごくないですか?」と振ると、白倉氏は「なんちゅうことをするんだと思いましたね」と他人事のように答えて会場を笑わせた。また、白倉氏が執筆した小説『仮面ライダー電王 東京ワールドタワーの魔犬』を、パーソナリティーの2人が読んでいることを知ると照れながら「(『電王』脚本の)小林靖子さんは脚本のプロで、脚本以外は書かないので、そうすると『電王』を書ける人間がほかにいなかった。飲み屋で安請け合いしてしまった」と裏話を披露していた。

第二部は、JAEの押川善文氏が登場

第二部は、JAE(ジャパンアクションエンタープライズ)所属のスーツアクター・押川善文氏がゲストとして登場。押川氏は、平成ライダーで数多くのスーツアクターを務め、戦隊シリーズでは『特命戦隊ゴーバスターズ』『獣電戦隊キョウリュウジャー』と2年連続でレッドを担当している。公録中は鈴村・神谷の二人とアシスタントの「仮面ライダーGIRLS」に、即興で必殺技ポーズを考えて指導すると、アドリブとは思えないクオリティに鈴村が「キュンときた! 来年の仮面ライダーこれで変身するで!」と一同感心しきり。銃を使うヒーローを演じることも多い押川が「銃を持って戦っている時に、剣の間合いに入られたらどう捌くかをいつも考えて殺陣をやっている」と語ると、神谷は「そんなことまで考えてやってるんだ、すげぇ!」と驚いていた。

SHOCKER GIRLS、高取ヒデアキ、鎌田章吾のライブも行われた

公録の間にはSHOCKER GIRLS(仮面ライダーGIRLS)、高取ヒデアキ、鎌田章吾のライブも。SHOCKER GIRLSの洗脳が解かれる寸劇のくだりでは、鈴村と神谷も声の演技で共演。高取がステージで「ハリケンジャー参上!」を歌った際には、2人もステージを隙間から覗きながらノリまくっていたという。また、ステージの最後には鈴村のサプライズバースデーも行われ、鈴村が子供の頃から好きだったというキカイダーがステージに登場。鈴村は驚きながら「子供の頃の夢が叶った感じがする!」と大感激していた。