2012年7月から9月まで放送されたTVアニメ『この中に1人、妹がいる!』のBlu-ray&DVDの第1巻購入者を対象としたイベントが、2012年12月23日に東京・科学技術館サイエンスホールにて開催され、鶴眞心乃枝役の石原夏織、神凪雅役の佐倉綾音、国立凜香役の竹達彩奈、天導愛菜役の大亀あすか、嵯峨良芽依役の日高里菜の5人に加え、オープニングテーマ「Choose me♡ダーリン」を歌ったStylipSも登場し、トーク&ライブで会場を盛り上げた。

TVアニメ『この中に1人、妹がいる!』のBlu-ray&DVD発売記念イベントを開催!

まずは、ステージ上に登場した5人の声優陣が来場者たちに挨拶とイベントへ意気込みを語り、そこから質問コーナーがスタート。

司会を務めたメディアファクトリー・吉沼氏から石原夏織への「第1話の"シュークリーム"で盛り上がったかな?」という抽象的な問いかけに対し、石原は「1話で何を言ってるのかな？と思ったのですが、収録現場でシュークリームを差し入れでいただくことが多くなりました」と返答。また、演じた結果を「第1話だし、急にあんな可愛い子があんな発言をしたら印象に残ってしまうなと思いました。どう演じるか迷いましたが、あれでよかったのかなと思っています」と述べた。

続く佐倉綾音への「テレビ版では妹が神凪雅となりましたが、始めからそういったイメージはありましたか?」と問いかけに、佐倉が「想像もしていませんでした。一番怪しいと思っていたのは嵯峨良芽依、もしくは、鶴眞心乃枝と神凪雅の双子説。複雑な事情があって、実は2人とも妹だったというのを想像して、インタビューでも答えていました。結果的に雅が妹となって、果たして幸せだったのか? と考えてしまいました。結局、（将悟は）心乃枝とも結ばれていませんし……」と答えると、石原から「将悟君の隣に、プロモーション用のときからウエディングドレス姿でいたので、最初からこれは絶対にくっつくんだと思っていたんですが、最終話の台本をいただいて、なにこれ、"俺達の戦いはまだこれから"みたいな終わり方で……」というツッコミが入った。

「国立凜香は、高飛車なキャラクターでしたが、はじめに演じる際と終わる際のキャラクターのギャップはありましたか?」という質問に、竹達彩奈は「基本ベースのツンとしていて、凛としているところは変わらないのですが、急に将悟へグイグイ行くようになったなと思っていました。一番驚いたのは、8話の凛香が服を脱ぎはじめて、将悟に迫るシーンです。そんな格好でだめ～!、地上波だからみたいな。ちょっとドキドキしながら演じました」

「テレビ本編では、唯一入浴シーンがなかったですが、大亀さんとしてはいかがでしたか?」という質問に、大亀あすかは「柚璃奈までお風呂に入っているんですよ。なのに、なぜ愛菜は入らない、と残念で心残りです。なんかでも、皆、お風呂でそんなことをするんだって思って、私は傍観していました」と答えると、吉沼から「キャラがですからね」とフォローが入った。

最後、日高里菜への「7月のイベントで、出番が少ないと監督に直訴していましたが、最終回までいきまして、満足いくものになりましたか?」という質問に、日高は「あの時は私も未熟だったもので、もっと出番を!といいましたが、外から眺めてみると芽依ちゃんより愛菜の方がかわいそうだなと、お風呂も入れず(笑)。だったら、まだ芽依ちゃんはお風呂など見せ場のシーンがあったので恵まれていたのかなと思います。芽依ちゃんと愛菜だけ、妹になりたいとか、妹かも? というよりは、ちょっと離れた、越えられない壁がありました。あと、もう一つ言いたいのは、石原夏織ちゃんや小倉唯ちゃんにすごいセリフを言わせすぎ!、私は後ろで見ながら保護者の目で、私の可愛い娘が、監督! って。今も言っていたし、許せないよ!」と憤りを露わにすると、ほかの共演者たちからは「けど、それがたまらない」などのツッコミが日高へと降り注いだ。

それぞれへの質問に続いては、7月のイベントでも行われた、おもちゃのピストルで的に書かれている質問を当て、その質問に答えるというランダム性の高いコーナー。用意されていた質問は、"最近ハマっているもの"、"行ってみたい場所"、"私の夢"、"Myブーム"、"最近食べておいしかったもの"、"最近のワイルドな話"の6問で、一番手は佐倉が挑戦。見事一発で的に命中させた佐倉へのお題は"最近食べておいしかったもの"。

この質問に対して佐倉は「この間、初めてマネージャーさんに新宿にあるラーメン屋さんに連れて行ってもらいました」と答えると、すかさず竹達から「美味しいよね!」という同意の声をあがった。

竹達の後押しを受ける形となった佐倉だが、ここで会場全体がどよめく衝撃の告白。「私、ラーメン屋さんで食べたことがなくて、インスタントラーメンやカップラーメン、ファミレスとかでしか食べたことがありませんでした。それなのに私は好きな食べ物でラーメンと答えていました。にわかだったんです、私」。

この佐倉の告白にほかの共演者も驚きを隠せなかった様子で「人生、損している」や「それ、にわかだよ!」「めずらしい」と感想を述べ、ラーメン好きの竹達からは「今度、一緒にいこう!」との誘いの言葉が。

続いての射手は竹達だが、手袋をしているため滑ってしまい弾の装填がうまく出来ず、共演者たちの協力を得てなんとか準備を整えるも、一発目は的の遥か上を通過。2射目で的を捉えるも、当たった質問は、佐倉と同じ"最近食べておいしかったもの"。

佐倉の話題から続いてラーメンの話題になるかと思いきや、「地球上には美味しい物があふれていて、ラーメンはもちろん美味しいのですが、最近、食べて感動を覚えたのは、昆布! コンビニで売っているおしゃぶり昆布なんですが、コンビニによって売っている銘柄が違うんですよ。なかでもお気に入りは、青い屋根コンビニで売っているやつで、昆布の香ばしさが鼻に広がって、程よい硬さで美味しいですよ。絶対に食べてみてください!」と力説する竹達。3番手の大亀も1射目を大きく外し、的に近づいて放った2射目が当たった先は3連続となる"最近食べておいしかったもの"……。

同じ質問が続き困り顔の大亀は、「ラーメンも昆布も美味しいですけど……私、たこ焼きが好きで、みんなでたこパをするのも好きなのですが、普通に外で食べるのも好きです。私は、普通のしか食べないんですけど。たこ焼き屋さんって早く閉まってしまうことが多いのですが、朝までやっているので、急に食べたくなったときに、よし、行こう! というのがマイブームです」。

4人目の日高は、一発で的に命中させ、当たった質問は"最近のワイルドな話"。この話題が当たると思っていなかったという日高に司会から「日高さんが画伯だと知って感動しました。僕が聞いた話だと、収録の際に皆さんで佐倉さんの似顔絵を描いたそうですね」と助け舟。似顔絵を描かれた佐倉がそれぞれが描いた自身の似顔絵について、「竹達さんは、少女漫画見たいでめちゃうまい! 大亀さんは、ちっちゃいキャラクター、サンリオみたいな」と感想を述べるも、日高に対しては「里菜ちゃんは……自分としてはどう?」という質問を飛ばす。佐倉からの問いかけに日高は、「がんばった気がする。気持ちを込めて、一番いいものを仕上げようと思ったから、いいものを描いたつもりだよ」と答えるも、佐倉からは「一見すると、超有名画家が描いた抽象画」というなんとも言いがたい評価が下された。

佐倉の評価に対して日高は「たしかにピカソみたいな、独特の感じではあると思う」と分析。竹達から「里菜ちゃんが死んで100年後くらいで評価されるみたいな。時代が追いついてない。大器晩成型なんだよね」とのフォローが入るものの、日高は納得しかねるのか「私、disられているわけじゃないよね……」。

最後の石原も1発目は外してしまい、2発目で的に命中。当たった質問は"最近ハマっているもの"。

この質問に対して、「食べ物と一緒になってしまうのですが、炭酸のジュースで、マスカットとレモンのおしゃれな味がするんですよ。1日2本、ママと買っています」と正直に答える石原だが、客席の反応は鈍い。そこで石原は話題を変更するが、続くテレビ番組の話題も反応はイマイチ。司会から助け舟を出された瞬間、「あった! ハマっているものあったよ」と叫び声を上げ、胸を張って3DSの大ヒットゲーム名をあげると、共演者、来場者ともに多くの賛同の声が上がった。

石原が「私、ずっと一人でやっていて、さっき、初めてあやねるの村に行きました」と、その話題が楽屋でも盛り上がっていたことを明かし、「もしかしたら、みなさんとすれ違っているかもしれませんね」と来場者に語りかけると、今日、持ってきていなかった来場者たちからは「今日にかぎって」や「持ってくればよかった」といった声が上がった。

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