「著名人でなくてもヒットしている人がいる」と説明した夏野氏

プラットフォーム事業の一環として約4カ月前からスタートしている有料メルマガ配信「ブロマガ」について、この日夏野氏は全購読者数が3万人を突破したことを発表、他のメルマガ配信サービスと違ってTwitterのフォロワー数など既存の集客ルートだけでなく、niconico内からも多く集客できる強みを強調した。

また、これまでブロマガの収益モデルは有料課金のみであったが、今後は広告課金も用意し、無料で配信しているブロマガでも収益を上げられるようになるという。もちろん手数料は有料課金の場合と同じく約30%取られることになるが、それでも大規模なトラフィックをさばけたり、フルカスタマイズできたりする利便性は大きいのではないかと、夏野氏は自信をのぞかせた。

そんなブロマガが、いよいよ2013年1月からniconicoユーザー(プレミアム会員のみ)にも開放される。こちらについては収益モデルは基本的に広告課金となり、有料課金の場合はドワンゴの審査が入る。また、ブロマガからの収入が現金なのかニコニコポイントで支払われるのかという点については検討中であるとした。

これについて、会場に出席していた著名ブロガーの小飼弾氏から、ひろゆき氏(ニワンゴ取締役・西村博之氏)が書類送検されたというニュースを受けて、「何かまずいことを書いた場合、運営のドワンゴが書類送検される可能性もあるが、それでもブロマガに対して事前検閲などは行わないのか」と質問。これに川上氏は「そういうことがあれば表現の自由の侵害として抗議するし、検閲も行わない」と回答した。

また、記者発表会ではニコニコ動画の動画視聴ビューワー「Qwatch」についての新機能「ニコメンド」も発表となった。

「著名人でなくてもヒットしている人がいる」と説明した夏野氏

これは、動画を見ている人に「関連の動画やページを推薦」できるサービスで、投稿者やユーザー自身が、その動画に関連すると思われる動画やniconico内のページを自由に書き込める相互紹介システムだ。人気動画には無関係の宣伝書き込みが殺到するのではないかという懸念もあるが、これについては動画投稿者にのみ削除権限が与えられることで対応できるという。

ニコニコニュースのポリシーが明確になったことと、ブロマガが一般ユーザーに開放され収益モデルも確立してきたことで、niconicoはより"プラットフォーム"としての性格を強めていくことになりそうだ。