東京ビッグサイトで開催の「エコプロダクツ2012」は、産業環境管理協会、日本経済新聞社が主催する、国内最大規模の環境展示会だ。今年の全体テーマは「The Greener, The Smarter もっとグリーンに、もっとスマートに-選ぼう未来を」で、国内外711の企業と各種団体が出展している。開催期間は2012年12月13(木)~15(土)で、開催時間は10:00~18:00(15日のみ17:00まで)、入場料は無料だ。
カシオ計算機ブースのメインテーマは、「テクノロジーとエコロジーの調和」。同社の環境基準「カシオグリーンスター」に適合した製品や、自然保護活動などが紹介されている。
ブース正面のステージでは、地球環境の大切さについてのプレゼンテーションと、目玉でもある小学生向けのワークショップ「電卓組立教室」を開催。小学生向けの学習電卓を、自分の手で組み立てる体験教室だ。1日5回のスケジュールで行われているが、エコプロダクツのカシオブースで9年目となる今回も、毎回満席。特に12月15日土曜日は混雑が予想される。
ブース内の各コーナーでは、カシオ計算機の製品が、どのように環境に配慮されているのかを展示。基本的には、各製品の機能を前面に出した展示ではなく、製品の製造時や使用時に、環境に対する負荷をどれだけ減らしているかが中心となっている。
10周年を迎えた「EXILIM」のパッケージサイズの推移 |
ウオッチコーナーには、ボランティア団体「ICERC JAPAN」などとのコラボレーションモデルも |
有害物質の水銀を使用しないレーザー&LEDハイブリッドプロジェクター |
デジタルカメラコーナーでは、カシオのコンパクトデジタルカメラ「EXILIM」のパッケージが、2002年の初登場以来、年々小型化してきた様子を展示。パッケージが小さくなることで、CO2排出量が減っている。
また、時計コーナーでは、電波ソーラー時計の徹底した省電力化の構造を、分解モデルで展示するとともに、登場から30周年を迎える耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の展示も行われている。
そのほかにも、レーザー&LEDハイブリッドプロジェクターや電子辞書のコーナーも設けられている。レーザー&LEDハイブリッドプロジェクターは、LEDとレーザーを組み合わせた光源を採用。一般的なプロジェクターの光源である高圧水銀ランプと異なり、有害物質の水銀を含まないうえ、低消費電力・長寿命という特徴を持っている。
電子辞書コーナーとウオッチコーナーでは、環境教育活動に取り組んでいるボランティア団体「ICERC JAPAN」などとのコラボレーションモデルの展示も行われている。