世界最大の写真関連見本市「photokina 2012」の富士フイルムブースでは、レンズ交換式デジタルカメラ「X-Pro1」「X-E1」、高級コンパクトデジカメの「X-F1」が特に人気で、ひっきりなしに来場者が試写を行っていた(X-Pro1発表時のニュース、X-E1発表時のニュースはこちら)。
X-Pro1は、同社のミラーレスカメラで、APS-Cサイズの撮像素子とEVFを備え、レンジファインダー機のようなデザインで、既発売の製品にもかかわらず、同社ブース内では特に人気。こうしたタイプのカメラはドイツでは注目される傾向がある。
X-E1は、このX-Pro1を小型化したモデルで、有効1,630万画素APS-Cサイズの撮像素子やEVF(電子ビューファインダー)を備えつつ、さらにコンパクト化。新たに投入される「XF 18-55mm F2.8-4 R LM OIS」と併せて、コンパクトで使い勝手が良く、高画質なレンズ交換式のXシリーズを実現した。
X-Pro1に近いデザインでさらにコンパクトとなったことから来場者の評判も上々のようで、こちらも絶え間なく来場者が手にとって、特にファインダーを中心に仕上がりをチェックしていた。
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