現在テレビ東京ほかで放送中のTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガード』。その第2シリーズとなる「アジアサーキット編」のエンディングテーマで、「凛」が歌う「情熱イズム」が2012年5月9日にリリースされた。

5/9にリリースされた凛の2ndシングル「情熱イズム」のジャケットイメージ

AKB48やジャニーズグループ、玉置成実などへの楽曲提供やサウンドプロデュースを行う島崎貴光氏がプロデュースするアーティスト・凛。『クロスファイト ビーダマン』のオープニング&エンディングテーマで昨年11月にメジャーデビューをはたした凛だが、待望の2ndシングルとなる本作でも、アッパーな曲調の中に、凛ならではの世界観を魅力的に展開している。

そこで今回は、2ndシングル「情熱イズム」のリリースにあたり、凛自身が語った作品の魅力や聴きどころを紹介しよう。

凛が語る2ndシングル「情熱イズム」

――2ndシングルとなる「情熱イズム」が5月9日にリリースされましたが、楽曲を最初に聴いたときの印象はいかがでしたか?

ステージ上の凛

「とてもわかりやすくて、キャッチーでカッコいい曲だと思いました。ただ、エンディングテーマだと聞いていたので、こんなにアッパーな感じで大丈夫なのかなって(笑)」

――オープニングだと言われても納得できる曲調ですよね

「最初はもう少しミドルな感じの曲が来ると思っていたのでビックリしました。曲調がかなりアッパーなので、歌詞もそれにあわせて、ちょっと勢いづいてしまっています。これでもエンディングなんですよ(笑)」

――歌詞は凛さんが担当なさっていますよね(※)

「曲ができるまでの間に、台本や設定に目を通させていただいて、ある程度自分の中でイメージを膨らませつつ、できあがった曲にまたインスパイアされて、書き上げたという感じです」

※「末永芙己」名義で作詞を担当

――詞を書くにあたって気をつけたところはありますか?

「テレビで流れるのは1コーラス目までなので、1コーラス目はとにかく『ヴァンガード』の世界観が伝わるように、作品に関わるキーワードを少しずつ組み込んでいます。とはいえ、やはり凛の2ndシングルでもあるわけですから、自分の世界観も取り入れたいじゃないですか。なので、そのあたりが良いバランスでいければいいなと」

――『ヴァンガード』の世界観を踏まえつつ、凛さんのメッセージも込めていくという感じですね

「『ヴァンガード』の世界観を念頭に、今回の『情熱イズム』ではとにかく"頑張る"ということを全部肯定したかった。だから、頭から『全力がカッコイイ』。クールぶって斜に構えて、頑張っている人をバカにする人もいますが、頑張るほうが難しいし、大変なんだよ、頑張ることは決して悪いことじゃないよ、そんなメッセージを、『ヴァンガード』を見てくださっている方に向けて発信したかったんですよ。なので、かなりド直球な歌詞になっていると思います」

――『ヴァンガード』の視聴者は比較的低年齢層だと思いますが、そのあたりは意識しましたか?

「特に意識したというほどではないのですが、できるだけ難しい言葉は使わないようにして、一度読んだらわかる言葉を使って書いています」

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