「孤独のグルメ」は、久住昌之さん原作、谷口ジローさん作画による人気コミックです。

タイトルの通り、孤独を愛する中年男性が仕事の合間に1人で外食する様子を描いたグルメ漫画で、2012年には松重豊さん主演でドラマ化。2022年11月現在、シーズン10が放送中の人気シリーズです。

この記事では、「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎の名言をランキングでご紹介します。

「孤独のグルメ」名言TOP20

「孤独のグルメ」といえば、たびたび話題になるのが主人公・井之頭五郎が料理を食べながらつぶやく心の声。店選びや料理に独特のこだわりを持つ五郎が発するセリフは名言・迷言だらけで、作品の大きな魅力になっています。

そこで今回は、マイナビニュース会員に「孤独のグルメ」に登場する井之頭五郎が発したセリフの中で印象に残っているものを聞いてみました。

1位「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」(13.2%)
2位「うん、うまい肉だ いかにも肉って肉だ」(8.5%)
3位「主食に米、そこにおかずと、汁! この三本柱があればどこでもニッポン」(8.2%)
4位「早くご飯来ないかなぁ 焼き肉といったら白い飯だろうが」(6.8%)
4位「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで……」(6.8%)
6位「焦るんじゃない 俺は腹が減っているだけなんだ」(5.6%)
7位「ここでは青空がおかずだ」(4.8%)
8位「俺は歩きながら腹ごしらえの算段をする」(4.2 %)
8位「食べはじめたばかりなのにごはん不足が当選確実」(4.2%)
10位「まるで俺の体は製鉄所 胃はその溶鉱炉のようだ」(3.7%)
10位「男は基本的に体ひとつでいたい」(3.7%)
12位「腹もペコちゃんだし夜食でも食ってひと息つくか」(3.4%)
12位「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」(3.4%)
14位「ああ なんてことだ 食べ始めているのに さらに腹がへっていくかのようだ」(3.1%)
15位「俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた」(2.8%)
16位「がーんだな…出鼻をくじかれた」(2.5%)
17位「うーん…ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまった」(2.3%)
18位「慌てるな 心と胃袋がつんのめってるぞ 俺!」(2.0%)
19位「こういうの好きだなシンプルで ソースの味って男のコだよな」(1.4%)
20位「俺はできるだけ物おじせずハッキリという 注文を聞き返されるのはやっかいだ」(1.1%)

漫画とドラマの共通点

「孤独のグルメ」の原作漫画は1994年から2015年にかけて不定期で新作が公開されました。単行本は2巻が発売されています。

松重豊さんが主演を務めるドラマはテレビ東京で2012年から放送が開始され、現在まで10シーズンが放送されています。登場する店やエピソードは基本的にドラマオリジナルの内容です。

漫画とドラマで共通して描かれるのは、個人で輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、仕事で訪れた街の飲食店でふらっと食事をする日常。劇的な展開はほとんどなく、ただ食事や店に関して五郎が感じたあれこれが、独特の表現で心理描写としてつづられていきます。

ここからは、各名言の解説とあわせてマイナビニュース会員から寄せられたコメントもご紹介していきます。

1位「ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよ こういうので」

「孤独のグルメ」名言ランキング1位に輝いたのは、五郎が洋食屋でハンバーグランチを注文したときの一言。ハンバーグに目玉焼き、スパゲッティなどが添えられたごく普通のプレートに対する称賛の言葉です。

凝っているわけでも映えるわけでもない、どこにでもありそうなメニューですが、五郎は“こういうの”が大好き。五郎の味の好みと店選びの美学がよくあらわれています。

ちなみにこの「こういうのでいいんだよ」はネットスラング化し、気取らない庶民的な料理を褒めるときに使う定番のフレーズになっています。

・「五郎の好みや人間性を表現している一言だと思うから。何か落ち着くとか、しっくりくる味という意味と理解している」(51歳男性)
・「食べることへの幸せ、充実感がよくあらわれた言葉なので」(51歳男性)
・「井之頭五郎らしい気取らないグルメを象徴しているセリフだから」(66歳男性)

2位「うん、うまい肉だ いかにも肉って肉だ」

続いて2位に輝いたのは、数々の名言が飛び出した「焼き肉回」でのフレーズ。仕事で神奈川県川崎市までやってきた五郎は、1人で焼き肉ランチへ。そこでカルビを食べたときに出た言葉が「うん、うまい肉だ いかにも肉って肉だ」です。

味を詳細に説明しているわけでもないのに、肉のうまさと五郎の満足感が伝わるフレーズですね。“いかにも肉”という言葉で思い浮かぶ味は人それぞれですが、余白があるからこそ余計に読者・視聴者の食欲を刺激する名セリフです。

・「肉好きの気持ちを見事にあらわしている」(67歳男性)
・「シンプルだが、的を得ている。食べている時は短いフレーズがよい」(73歳 男性)
・「お肉についての名言が多くてその中でも特に刺さったフレーズだった。ドラマのエンディング曲の『井の頭♪ 五郎〜♪』がとても好き」(23歳女性)

3位「主食に米、そこにおかずと、汁! この三本柱があればどこでもニッポン」

続いて3位は、出張先のパリでアルジェリア料理を食べながらニッポンを感じる、というなんともややこしい状況で飛び出したフレーズです。仕事でパリを訪れた五郎は、昔パリに住んでいたころによく通ったアルジェリア料理店を訪問。

ここで五郎はケバブやクスクス、ハリラスープなど異国情緒たっぷりの料理を味わいますが、途中でどうしても米が食べたくなりサフランライスを注文。米と汁物、おかずがあればいつだってニッポンを感じられる、という真理にたどり着くのでした。

・「日本の食文化を表現しており、ぜいたくせずともおいしいと感じるのは、ご飯とおかずとみそ汁なんだと思ったから」(57歳男性)
・「まさに自分が思っている通りの言葉。聞いたときにうれしくて、誰もが共感できる一言だと思った」(46歳男性)
・「ニッポンのよさをあらわした言葉だと思いました」(55歳男性)

4位「早くご飯来ないかなぁ 焼き肉といったら白い飯だろうが」

4位にランクインしたのは、またしても焼き肉にまつわるこのセリフ。焼き肉と白飯という黄金コンビを待ちわびる五郎の情熱とイライラが、“だろうが”と少し荒くなった語尾から伝わりますね。

こういった外食でのあるあるやイライラ、ちょっとした失敗のエピソードがたびたび登場するのも「孤独のグルメ」が人気の理由。誰もが一度は経験したことがあるようなシチュエーションに、共感してクスッと笑えます。

・「焼き肉と白飯って、切っても切れない最高の組み合わせという考え方にとても共感しました」(58歳男性)
・「メインの焼き肉ではなく、ご飯にこだわる姿がいかにも、という感じでよかった。メシへのこだわりがとても印象に残る」(53歳男性)
・「不思議と焼き肉だけでは、なにか物足りないと白米とのセットが鉄板だと思っていたのがセリフになっているのが嬉しい」(50歳男性)

4位「モノを食べる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで……」

続いて同率4位は、「孤独のグルメ」というタイトルにふさわしい名言がラインクイン。留学生のアルバイトスタッフを客の前で理不尽に怒鳴りつける店主に、五郎が物申すシーンです。

これも誰もが経験したことのある飲食店での嫌なシチュエーションの1つではないでしょうか。店の雰囲気が悪いと、せっかくの料理も台無しになってしまいますよね。理不尽な店主への五郎の対応がスカッとするのと同時に、“独りで静か”であることが“豊か”だと表現するその感性がとても五郎らしいセリフです。

・「自分の心情とよくマッチする。よくぞこの思いを端的に言語化してくれたという思いがあるから」(54歳 男性)
・「この作品のポリシーが詰まった言葉な気がする」(66歳女性)
・「孤独のグルメは大好きなドラマです。松重さんがとてもおいしそうに召し上がっているところが、こちらまで幸せな気持ちになります。私も食事は誰にも邪魔されずに、ひとりでゆっくり食べたいので、とても共感します」(50歳女性)

6位「焦るんじゃない 俺は腹が減っているだけなんだ」

6位にランクインしたのは、五郎の人間味あふれるこんなセリフ。五郎はいつも店を選ぶのに下調べをしたり事前に予約を入れたりすることはなく、仕事で訪れた街を歩いて気になった店にふらっと入ります。

そのため、時にはなかなか好みの店が見つからずに空腹が我慢の限界を迎えることも。そんなときはさすがの五郎も妥協してしまいそうになりますが、「腹が減っているだけだ」と自分を落ち着かせて “最高の一食”を追い求めます。

・「人間の欲を表している表現がとてもよい」(35歳男性)
・「誰しもおなかが減っているときは、この言葉しか浮かばないはず。これを聞くと、なるほど、そうだ、と、思わず言いたくなります」(72歳女性)
・「このセリフを聞くとおなかがすいてきます」(41歳男性)

7位「ここでは青空がおかずだ」

7位は、五郎がデパートの屋上で食事をした際に飛び出したセリフ。休日で大混雑するレストラン街から抜け出した五郎は、屋上のフードコートでうどんを食べることに。解放感たっぷりの屋上での食事に大満足して、思わずこぼれた一言でした。

ちなみにこのデパートのモデルになっているのは、池袋の西武池袋本店。五郎と同じように、青空をおかずに食事を楽しめる屋上のフードコートは2022年12月現在も営業中です。

・「屋外で食べるとそれだけでおいしくなりますからね。まさに青空がおかずです」(59歳男性)
・「食べ物のことを言った一言じゃないのに、不思議とおいしさが伝わってくる」(65歳女性)
・「この回は少し変わったシチュエーションで印象に残っています」(62歳男性)

8位「俺は歩きながら腹ごしらえの算段をする」

8位にランクインしたのは、いつもあれやこれやと物思いにふけりながら街を歩く五郎らしいこの一言です。クールな表情でこうつぶやきながら歩く五郎ですが、このとき思案しているのは食後に食べる甘味のこと。

お客さんから近くの甘味屋をオススメされた五郎は、その場ではそっけない返事をしたものの実は甘いものが大好物。完璧な流れでデザートまでありつけるようにと昼食を算段しますが、結局その計画はすべて崩れてしまうというオチも五郎らしいです。

・「この作品をあらわしているような気がする」(61歳男性)
・「このフレーズは定番。視聴者の立場では今回は何を食べるのかが楽しみになる一言」(52歳男性)
・「店を探しているシーンが好きなので印象に残っています。ドラマでは、主人公が真面目に何を食べるか思案しているのを見ると、思わず笑ってしまいます。この真剣さがあるので、食事のシーンが引き立つのかなと思っています。放送は深夜なのにおなかが減って仕方がない」(50歳男性)

8位「食べはじめたばかりなのにごはん不足が当選確実」

同率8位にランクインしたのは、五郎節が光るこのセリフ。魚屋が営む定食屋で、しっかり味のしみたブリ照焼定食を食べながら思わず出たのがこの言葉です。

白ご飯によく合う料理を食べるときには「ご飯がすすむ」と表現しがちですが、そうは言わないのが五郎。「ごはん不足が当選確実」と一癖ある表現で、料理のおいしさと満足感を伝えました。

・「この言葉だけで料理のうまさがわかるところですかね」(46歳男性)
・「いかにもご飯がすすみそうな感じがする」(50歳男性)
・「漫画で見て、渋谷魚力の季節限定ブリ照焼定食はおいしそうだった」(62歳男性)

10位「まるで俺の体は製鉄所 胃はその溶鉱炉のようだ」

10位にランクインしたのは、またもや「焼き肉回」での名セリフ。1人で黙々と肉を焼いては口に運ぶという動作を繰り返すうちに、五郎の体は熱くなり、力がどんどんみなぎってきます。そんな状況を製鉄所と溶鉱炉に例えて表現しました。

そんな比喩が浮かんだのは、この焼き肉ランチの前に五郎が川崎の工業地帯を眺めて物思いにふけっていたから。煙を上げて稼働する工場と、必死に肉を食らう自分の姿が重なって生まれた名言でした。

・「焼き肉を食べている時の様子が的確に表現されていたから」(50歳男性)
・「これですよ! これー!! まさしく孤独のグルメな一言」(69歳男性)
・「食の喜びにあふれている表現が好きです」(51歳男性)

10位「男は基本的に体ひとつでいたい」

同じく10位は、五郎の生きざまをよくあらわすこの言葉。五郎は輸入雑貨の貿易商を個人で行っていますが自分の店は持っておらず、独身で家庭もありません。

店や家庭をもたない理由は、五郎いわく「守るものが増えそうで人生が重たくなる」から。五郎が常連の店をつくらず、たまたま通りかかった店でふらっと食事をすることを好むのも、自由に身軽に生きたいというポリシーからかもしれませんね。

・「孤独という題名と合う」(68歳男性)
・「男として共感できるから」(46歳男性)
・「余計なものをもたないということに憧れているから」(48歳女性)

12位「腹もペコちゃんだし夜食でも食ってひと息つくか」

12位に選ばれたのは、遅くまで仕事をしていた五郎が深夜に1人でつぶやいたダジャレ。孤独と自由を愛するハードボイルドな五郎ですが、実は昭和の中年男性らしいダジャレ好きな一面もあります。

漫画ではたまに登場する程度ですが、ドラマ版の松重豊さん演じる五郎はダジャレが大好き。ほかにも「不安になってキタキツネ」「うま杉良太郎」といった、昭和感たっぷりのダジャレを連発します。

・「シチュエーションもかわいかったからです」(50歳男性)
・「ペコちゃんというのが、昭和感があっていい」(45歳男性)
・「常に食べ物を意識しているので、おなかがすく前に何か食べるイメージだったのに、そんなセリフが出るなんて意外だった」(53歳男性)

12位「うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ」

同じく12位は、またしても焼き肉にまつわる秀逸な比喩表現。10位にランクインした「まるで俺の体は製鉄所 胃はその溶鉱炉のようだ」と同じ焼き肉店で発せられた、有名なセリフです。

焼き肉を食べながら、まるで自分の体が製鉄所になったようだと感じる五郎。それでも箸を休めることなく肉を食らい続けた五郎は、思わず「うおォン」とうなります。焼き肉を食べるという行為から生まれるパワーを「人間火力発電所」という独特の例えで表現した、インパクト大の一言でした。

・「五郎さん一番の名言である」(40歳男性)
・「孤独のグルメの漫画連載当時は誰も話題にしていなかったのに、このセリフだけは流行していたほどおもしろい一言」(42歳男性)
・「大変おもしろい表現だと思ったから」(35歳男性)

14位「ああ なんてことだ 食べ始めているのに さらに腹がへっていくかのようだ」

14位は、入院した五郎が病院食で過ごすというイレギュラーな回でのセリフ。食事にこだわりがある五郎にとって病院食はさぞ不満かと思いきや、意外とおいしそうに食事を楽しむ姿が微笑ましいエピソードです。

病院での食事はメニューも量も決められているため、五郎は出されたものをよく噛んで大切に味わいます。料理一品一品に向きあい、日本人の食のルーツや生きることの意味にまで思いをはせるうちに、「食べ始めているのにさらに腹がへっていく」という感覚を味わった五郎でした。

・「矛盾しているかのようでなんかわかるなという感じの言葉」(29歳男性)
・「自分もそう感じたことがあるので、素直に共感できる」(62歳男性)
・「私自身が食べ始めて、ますますおなかが減っていく状況を経験したことがあったので」(67歳女性)

15位「俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた」

15位に選ばれたのは、紆余曲折を経てうまい飯を味わった五郎がこぼしたこのセリフです。その日の五郎は仕事が無駄足に終わった上に、帰路で道に迷って雨に降られるという散々な状況。さらに空腹に耐えかねて駆け込んだ定食屋は、地元の常連客ばかりです。

若干の居心地の悪さを感じながら食事をする五郎ですが、料理の味には大満足。満腹になり心も満たされた五郎は、食事前とはうって変わって余裕の足取りで街をあとにするのでした。

・「満足感の形容の仕方が斬新だと思った」(55歳男性)
・「誰にもわからない食欲を満たされた感想が独特な表現。そんな言葉は自分では出ない」(71歳男性)
・「表現が感動するほどすばらしい」(54歳男性)

16位「がーんだな…出鼻をくじかれた」

16位は、またもや昭和の香りがするこのセリフ。「腹ごしらえの算段」(8位の名言)をして店を訪れたはずが、想定していたメニューがなかったときのリアクションです。

五郎の外見は漫画でもドラマでも、渋くて少し怖そうな雰囲気。それなのにショックを受けたときには思わず「がーんだな…」と心の中でつぶやいてしまう、そんな五郎のギャップがかわいいセリフです。

・「コミカルでかわいらしさがあるから」(40歳男性)
・「松重さんの声がすぐ思い出せるセリフ」(53歳男性)
・「若いころよく使っていた『がーん』という擬態語が懐かしかったから」(66歳男性)

17位「うーん…ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまった」

17位には、「孤独のグルメ」名物の「ダブり」に関するセリフです。おいしそうなメニューを前にすると、欲望のままに食べたいものを注文してしまいがちな五郎。その結果、同じ食材を使った料理を何品も頼むという失敗を繰り返してしまいます。

そんな「ダブり」の元祖が、ぶた肉いためととん汁の豚ダブり。ほかにも麺ダブり、卵ダブりと、いろいろなダブりを繰り返す五郎に読者・視聴者が「またやってるよ」とツッコミを入れるのが定番になっています。

・「ぶた肉かぶり、だけじゃなくて卵かぶりとか、しょっちゅうやってしまう『かぶり』の最初だったから」(45歳男性)
・「ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまったと言う何気ないオヤジギャグがクスっとくる」(57歳男性)
・「よくあることで、共感できるから」(39歳女性)

18位「慌てるな 心と胃袋がつんのめってるぞ 俺!」

18位は、料理への期待感がよくあらわれているこの一言。その日の五郎はいつもどおりとてつもない空腹に襲われており、やっと見つけた洋食店で他の客のまねをしてハンバーグステーキを頼みます。

あまりにもおいしそうなハンバーグステーキのビジュアルに思わず前のめりになる五郎ですが、料理にがっつくのは五郎の美学に反します。まずはつんのめった心と胃袋を落ち着かせてから、待望のハンバーグをじっくり味わった五郎でした。

・「待つまでの期待感が、言葉によくあらわれている」(62歳男性)
・「表現が個性的で、印象に残った」(23歳 男性)

19位「こういうの好きだなシンプルで ソースの味って男のコだよな」

続いて19位は、思わずソース味の料理が食べたくなってしまうこのセリフ。秋葉原でお肉屋さんのカツサンドをテイクアウトして、広場で食べながら発した一言です。

ソースの味を「男のコ」と表現するのが、とても五郎らしい言い回しですね。シンプルでガツンとうまいソースたっぷりのカツサンドは、まさしくわんぱくな男のコが大好きな味ではないでしょうか。

・「印象的でとても心に残る内容だったので」(38歳女性)
・「自分と同じで共感した」(54歳男性)

20位「俺はできるだけ物おじせずハッキリという 注文を聞き返されるのはやっかいだ」

最後にご紹介するセリフは、五郎の注文に関するマイルール。店選びに並々ならぬこだわりを持つ五郎は、注文の仕方にも流儀があります。それは「物怖じせずハッキリという」こと。

なんてことはないルールですが、五郎にとっては大切なこと。きっと過去に注文を聞き返されて嫌な気分になったことがあるんでしょうね。いかに食事の時間を幸福なものにするかを考え抜いた結果生まれた、五郎なりの外食流儀でした。

・「五郎らしいと感じたセリフ」(62歳男性)

ドラマ化もされた「孤独のグルメ」の名言、いくつご存じでしたか?

「孤独のグルメ」の主人公・井之頭五郎による名言をランキング形式でご紹介しました。

聞いているだけでおなかがすいてきてしまう、食欲をそそるセリフがたくさん登場しましたね。実際の食事中に思わず使ってみたくなるセリフもあったのではないでしょうか。

五郎の食に対する美学が詰まった心理描写が大きな魅力の本作。「孤独のグルメ」を楽しむ際には、おいしそうな料理だけではなくぜひ五郎のセリフにも注目してみてくださいね。

調査時期:2022年11月5日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計507人(男性: 386人、女性: 121人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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