秋葉原でメイドといえば誰しもがまず思い浮かべるのがメイド喫茶だろう。しかし実際には、メイド関連産業(この言い方も何か違う気がするが)はメイド喫茶に留まらず多岐にわたって展開されており、「メイド+○○」という業態が無数に存在するのだ。今回はそんなメイド関連のお店から、2月にオープンしたメイドタイ古式マッサージ「わっとぽー」を体験取材してみることにした。
お店は秋葉原駅電気街口から徒歩5分
秋葉原駅電気街口から徒歩5分ほど。中央通りから「ベルサール秋葉原」の角を曲がって少し歩いたところに「わっとぽー」はある。黄色い看板でおなじみ「マンモスカレー」の地下である。
それにしてもメイドとタイ古式マッサージとは、またまったくイメージがつながらない組み合わせだ。マッサージ店とはとても呼べないような、メイドを売りにしただけのテキトーな店だったらどうしよう……。そんなことを考えながら扉を開けてみると……。
目に優しい暖色系の明かりに、お店のテーマカラーでもある緑色を基調にしたシックな内装が、日々の仕事で疲れた心をリラックスさせてくれる。おお、なんだかすごく落ち着く雰囲気だぞ。
マッサージ師のメイドさんたち「のぅあ」
店内で筆者を出迎えてくれたのは、同店で「のぅあ」と呼ばれるメイドさんたち。「のぅあ」とはタイ語でマッサージ師のことだという。彼女らは皆マッサージの研修を受けてはいるが、まだまだ経験不足ということで現在の肩書きは「見習いのぅあ」となっている。今後お客さんをマッサージして経験を積むと、見習いから「中級のぅあ」、さらに「上級のぅあ」へと昇格していくというわけだ。ちなみにお客さんは来店してマッサージを受けるたびに、のぅあが持っているポイントカードにサインを書き込んでポイント欄を埋めていく。そうすることで彼女たちの成長ぶりが見えるのも、同店を訪れる楽しみの一つといえる。