全国のケーブルTVやスカパー!などで視聴可能なCS放送局「キッズステーション」にて、毎日深夜0時直前に放送中の『60日のシンデレラ』。2011年8月に放送がスタートした本作だが、2012年2月からはその第4弾が放送開始となった。

人気イラストレーターと若手声優による新しい形のコラボレーションとして生み出された『60日のシンデレラ』。イラスト:椋本夏夜×声優:大久保瑠美による第1弾、イラスト:椎名優×声優:三上枝織による第2弾、イラストレーター:亜方逸樹×声優:荒浪和沙に脚本:茉森晶が加わった第3弾に続く第4弾は、現在児童書とゲームを中心に活躍する藤田香氏がイラスト、放送中のTVアニメ『パパのいうことを聞きなさい!』で小鳥遊ひな役を演じる五十嵐裕美が声を担当している。

『60日のシンデレラ』は深夜0時前にキッズステーションにて放送中

深夜12時直前、わずか10秒間という放送時間にも関わらず、観るものに大きなインパクトを残す『60日のシンデレラ』。第4弾のイラストは、これまでの3回ともまた趣が異なるファンタジー要素にあふれたものとなっている。そこで今回は、声を担当する五十嵐裕美と本作プロデューサーの稲垣高広氏が語った第4弾の魅力を紹介しよう。

五十嵐裕美と稲垣プロデューサーが語る『60日のシンデレラ』第4弾

――ついに『60日のシンデレラ』も第4弾となりました

第4弾の声を担当した五十嵐裕美

稲垣プロデューサー「ありがとうございます。夏に第1弾を放送させていただき、本当にたくさんの方に応援していただきながら、ようやく第4弾までくることができました。本当にありがたいです」

――そして第4弾のシンデレラは五十嵐さんが声を担当なさっていますが、最初にお話を聞いたときの感想はいかがでしたか?

五十嵐裕美「作品のことを知らなかったので、資料を見せていただいたり、ホームページを見たりしたところ、すごく可愛い企画だったので、呼んでいただけてうれしいなと、あらためて思いました」

――今回、五十嵐さんに依頼した経緯を教えてください

稲垣P「『60日のシンデレラ』では、毎回、イラストを描いてくださったイラストレーターさんとご相談して声優さんにお願いするのですが、今回イラストを描いてくださった藤田香さんと私とで、一致していた意見はやはり『勢いのある方』。イラストのコンセプトでもある、勢いがあって、タダモノではない感じを、魅力的なシンデレラにしていただける方ということで、五十嵐さんにお願いすることになりました」

――タダモノではない感じということですが

五十嵐「今日初めて聞いたので、『えー、大丈夫かな』って(笑)」

――第4弾のイラストは藤田香さんですが、イラストをお願いするときにコンセプトなどはありましたか?

稲垣P「基本的に、イラストレーターさんが持つ一番の魅力を表現していただきたい。これは第1弾から変わっていないのですが、そういう点で、今の流行りなどは気にせずに、イラストレータさんの好き勝手に描いていただいています。ただ、可愛い女の子であればOKです、と(笑)」

――ということは、イラストのコンセプト自体は藤田さんのアイデアなわけですね

稲垣P「今回のシンデレラは"保安官見習い"なのですが、保安官もドラゴンもカエルも、すべて藤田さんの好きなものを描いていただいています。ドラゴンは、今年が辰年ということにも絡んでいるそうです」

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