AkelPadの配色設定とフォント設定

これでAkelPadに関する基本的な設定は完了しましたが、本記事では定番の配色設定を行っていません。同設定は<表示>メニューから<カラー>を選択することでカスタマイズできますが、実装形式が若干古く、項目に対する文字色と背景色を選択するというもの。また、テーマ機能は備わっていますが、用意されているのは「Notepad++」という以前の記事で紹介したテキストエディターのみです。

AkelPadのフォーラムでテーマが公開されていないか探してみましたが、保存形式が独自ファイルではなく、レジストリもしくはINIファイルに保存されるため、盛り上がっていないのでしょう。仕方なく一項目ずつ変更してみましたが、もし、本カスタマイズを自身の設定とする場合は、前述した設定情報の保存先をINIファイルに変更してから、「Theme」セクションに下記囲みの内容を追加してください(図28~31)。

図28 <表示>メニューから<カラー>をクリックします

図29 これで配色を変更するダイアログが起動しました。ドロップダウンリストからは異なる配色(テーマ)を選択できます

図30 一項目ずつ変更した配色はテーマ名を付けて保存します

図31 こちらは配色の保存内容。INIファイルの場合、「Theme」セクションに保存されます

ファイルに追加する内容

 Cactus=FEFF010000800000FFFFFF00000000000000000000FFFF0000000000FFFF0000FF80000000800000C0C0C000A251000080000000004000000000000000FF000000400000

フォントの設定

続いてフォント設定も変更しましょう。初期状態のフォントはCourier Newを10ポイントで使用しているため、あまり見栄えが良くありません。AkelPadの場合、フォントに関する制限は用意されていませんので、等倍フォントでもプロポーショナルフォントでも指定できます。今回はメイリオを選択しましたが、Microsoft以外の等倍フォントを指定する場合、IPAフォントなどをお使いください(図32~34)。

図32 <表示>メニューから<フォント>をクリックします

図33 フォントの種類として「メイリオ」を選択し、フォントサイズは「11」、文字セットは「日本語」を選択しました。設定を反映させるため<OK>ボタンをクリックします

図34 これで見栄えが良くなりました。このような手順でお好みの環境に変更してください

これで一連の設定を終えました。次ページからはAkelPadを自分好みにカスタマイズするプラグイン機能に触れてみましょう。