Llanoでもオーバークロックを楽しむ

AMDのSocket FM1向けAPUに、初の"Black Edition"として「A8-3870K」と「A6-3670K」が登場、発売が開始された。モデル名の末尾に「K」が付けられているのが目印で、どちらも内部倍率はフリー。CPU/GPUの動作クロックを簡単に変えられるようになっている。価格は、A8-3870Kが13,000円前後、A6-3670Kが11,000円前後。

"Black Edition"ということで、従来とはカラーが違うパッケージ

OPNは、A8-3870Kが「AD3870WNZ43GX」、A6-3670Kが「AD3670WNZ43GX」

内蔵のCPUはともに4コア。動作クロックは、A8-3870Kが3.0GHz、A6-3670Kが2.7GHzと、A8/A6シリーズの従来モデルよりもそれぞれ100MHz高速化されたが、A8-3870KはAシリーズとして初めて3GHzの大台に乗った。TDP(100W)やGPU性能については、従来と同じ。A8-3870Kの従来モデルとの価格差は1,000円ほどしかなく、お買い得感が高くなっている。

書き入れ時の年末年始に滑り込んだ形だが、心配なのはAMDの供給能力。初回入荷は比較的潤沢だったものの、ショップからは「次回入荷は2月になりそう」という声も聞こえており、品切れには注意したいところ。