TVアニメ『モーレツ宇宙海賊』、2012年1月スタート! 小松未可子と花澤香菜が語る作品の観どころ

朝日ノベルズ刊「ミニスカ宇宙海賊」(著・笹本祐一 / 画・松本規之)を原作とするTVアニメ『モーレツ宇宙海賊 (パイレーツ)』が、2012年1月よりMBS、TOKYO MX、チバテレビ、tvk、テレ玉、テレビ愛知、BS11にて放送開始となる。

監督・シリーズ構成を佐藤竜雄氏が務める本作は、アニメーションキャラクター原案をあきまん氏、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督を竹内浩志が務めるほか、メカニックデザインには、河森正治、鷲尾直広、寺岡賢司、鈴木雅久、宮崎真一氏らが名を連ね、音楽はElements Gardenより上松範康氏、藤田淳平氏、藤間仁氏、アニメーション制作はサテライトが担当する。

放送を来年に控えるTVアニメ『モーレツ宇宙海賊』より、今回は加藤茉莉香役の小松未可子とチアキ・クリハラ役の花澤香菜が語った作品の魅力などを紹介しよう。

小松未可子と花澤香菜が語るTVアニメ『モーレツ宇宙海賊』

――まずは、ご自身が演じていられるキャラクターについて教えてください

小松未可子「加藤茉莉香は、ざっくり言いますと、ヨット部に在籍している普通の女子高生だったんですよ。部活に行ったり、バイトに行ったりといった普通の生活をしている女子高生だったのですが、ある日突然、宇宙海賊船・弁天丸の船長になってくれと言われて、いきなり海賊船の船長になりながら、奮闘し、成長して行くという女の子です。第一話を収録したときは本当に探り探りだったのですが、音響監督の(明田川)仁さんに、『セリフの終わりに音符をつけるようなイメージで』と言われてから、自分の中でもすごくはまった感じがしました。茉莉香は、明朗快活で、普段は何も考えずにあっけらかんとした性格ですが、実際は、芯が強い女の子だと感じました」

花澤香菜「チアキは、茉莉香と同い年の女の子なんですけど、いきなり茉莉香の高校に転入してきて、最初はちょっと謎めいた、ミステリアスな感じで出てきます。けっこうサバサバした男勝りな感じの女の子なのですが、人付き合いがそんなに得意ではないみたいなので、茉莉香と話すときはあまりさらっと話さないように、何かちょっと牽制していたりとか、何か疑ってみたりとか、最初はそういったところを意識しながら演じました」

――ご自身の演じるキャラクターの魅力は?

小松「とにかくいつもテンションが高くて、けっこうドジっぽかったり、ちょっと男勝りなところもあるのですが、時おり見せる、ちょっと可愛い女の子っぽい部分にも注目してほしいですね。あと、海賊になってからの潔い部分は観ていてもスカッとする部分だと思いますので、そこもぜひ観ていただきたいなと思います」

花澤「ミステリアスな女の子だったはずのチアキですが、何か変なスイッチが入ると、この子はお笑い好きなのかな? みたいなテンションになるときがあります。ちょっと表現しづらいので、ぜひ実際に観ていただきたいのですが……」
小松「一話から出ているよね」
花澤「出ているかな?」
小松「甘いものが好きなところとか……」
花澤「パフェね」
小松「パフェが好きなの(笑)」
花澤「好きなのって(笑)」
小松「落差がすごいですよね」
花澤「普段のテンションとのギャップがけっこうある女の子なんですよ。意外と甘いものが好きで、それにテンションが上がっちゃったり、それを必死に隠そうとしたり(笑)。そういう部分が可愛らしいなと思います」

――アフレコ現場の様子はいかがですか?

小松「和気藹々とした現場ですね。私はまだ(声優としての)経験が浅いので、キャリアの長い先輩方がすごく温かく見守ってくださったり、時には『ここがおかしかったよ』ってアドバイスをいただいたりする、すごく恵まれた現場だなって思っています。現場が慣れていくにつれて、(ケイン・マクドゥガル役の)松風(雅也)さんが、すごく少年のような、たまに小学生みたいなことを言って、現場の空気を(笑)」
花澤「松風さんはムードメーカーだよね」
小松「ムードメーカーで、一番現場の雰囲気をほぐしてくださった感じですね」

花澤「この作品はすごくキャストが多くて、最初はみんな、自分のキャラクターがどういうキャラクターかを一話一話確かめていく感じで、けっこうザワザワしていたのですが、収録が進むにつれて、茉莉香がみんなを巻き込んでいく感じが、アフレコ現場にも出てきて、どんどんとまとまりが出てくるのを感じました。あと、松風さんがいつもしてくれる家電の話を楽しみにしていました(笑)」
小松「みんな、すごく注目して聴いていましたね。(遠藤マミ役の)小見川(千明)ちゃんとかも、『今度、ルンバを買いたいんですけど』って松風さんに相談していて(笑)」
花澤「休憩中は家電の話で持ちきりです(笑)」

――第一話を中心に、作品の見どころを教えてください

小松「一話はとにかくテンポがすごく良いですね。宇宙が舞台ということもあって、すごく壮大でカッコいいなって、あとはそれぞれのキャラクターがとにかく個性にあふれています。初めて絵を見たときは、ケインがカッコいいなって思いました(笑)。本当にそれぞれのキャラクターが魅力的で、一話にしてこんなに個性が際立つのかっていう感じですね。内容はちょっと複雑で難しかったりもするのですが、非常に観やすく仕上がっていて、すごく楽しめる作品になっていると思います」

花澤「海賊って言うぐらいだから、すごい戦闘があるのではないかと思っていたのですが、もちろんそれもあるんですけど、それ以上に、加藤茉莉香という一人の女子高生が成長していく姿を純粋に追っている作品なんだなと思いました。第一話は、その始まりらしくさわやかな感じで、これからを楽しみにしてもらえるような感じになっていると思います」

――それでは放送を楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします

小松「SFの部分もありつつ、でも女の子たちがいっぱい出てくる学園生活の部分があったり。主人公・茉莉香の成長物語でありつつ、やはり海賊ですのでアクションシーンもあり、本当に皆さんの期待を裏切らない展開を楽める作品だと思いますので、ぜひ楽しみしていただければと思います」

花澤「設定や出てくる単語にカッコいい物が多いんですよ。知っている人は知っているけど、知らない人は知らないような専門用語がたくさんあって、セリフを喋っているだけで、すごく私カッコいいなって思っちゃうぐらいの(笑)、決まった世界観になっているので、そういった部分を楽しみにしてもらいつつ、チアキとしては、やはり最初の登場とは裏腹のギャップがあるところ観ていただきたいなと思います。茉莉香との友情もけっこう重要になるので、どのように友情が育まれていくのかという部分も観ていただけたらうれしいです」

――ありがとうございました

TVアニメ『モーレツ宇宙海賊』は2012年1月よりMBS、TOKYO MX、チバテレビ、tvk、テレ玉、テレビ愛知、BS11にて放送開始予定。

■TVアニメ『モーレツ宇宙海賊』おもなスタッフ
監督・シリーズ構成 / 佐藤竜雄◆原作 / 朝日ノベルズ刊「ミニスカ宇宙海賊」(著・笹本祐一　画・松本規之)◆脚本 / 佐藤竜雄　伊藤美智子　水野健太郎　宮崎真一◆アニメーションキャラクター原案 / あきまん◆アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 / 竹内浩志◆メカニックデザイン / 河森正治　鷲尾直広　寺岡賢司　鈴木雅久　宮崎真一◆小物デザイン / 吉川美貴◆美術監督 / 伊藤聖◆美術設定 / 佐藤正浩　ロマン・トマ　ルガル・ヤン　ブリュネ・スタニスラス◆色彩設計 / 谷本千絵◆モニターグラフィックス / 長谷川拓哉◆3DCGI / 佐々木達郎◆撮影監督 / 山根裕二郎◆音響監督 / 明田川仁◆音響効果 / 山谷尚人◆音楽 / Elements Garden　上松範康　藤田淳平　藤間仁◆制作 / サテライト◆音楽制作 / スターチャイルドレコード◆製作 / モーレツ宇宙海賊製作委員会

■TVアニメ『モーレツ宇宙海賊』おもなキャスト
加藤茉莉香 / 小松未可子◆チアキ・クリハラ / 花澤香菜◆遠藤マミ / 小見川千明◆グリューエル・セレニティ / 戸松遥◆加藤梨理香 / 甲斐田裕子◆ミーサ・グランドウッド / 伊藤静◆ケイン・マクドゥガル / 松風雅也◆百眼 / 藤原啓治◆クーリエ / 堀江由衣◆シュニッツァー / 三宅健太◆ルカ / 水原薫◆三代目 / 松岡禎丞◆ナレーション / 小山力也◆グリュンヒルデ・セレニティ / 金元寿子◆ジェニー・ドリトル / 佐藤利奈◆リン・ランブレッタ / 日笠陽子◆ベリンダ・パーシー / 三森すずこ◆アスタ・アルハンコ / 安野希世乃◆イズミ・ユノモト / 内田真礼◆小林丸翔子 / 野村香菜子◆エイプリル・ランバート / 巽悠衣子◆リリィ・ベル / 佐藤聡美◆原田真希 / 赤崎千夏◆ウルスラ・アブラモフ / 西明日香◆サーシャ・ステイプル / 高森奈津美◆ヨートフ・シフ・シドー / 斧アツシ◆アイ・ホシミヤ / 茅野愛衣◆ヤヨイ・ヨシトミ / 南條愛乃◆ナタリア・グレンノース / 伊瀬茉莉也◆ショウ / 安元洋貴

(C)2011 笹本祐一／朝日新聞出版・モーレツ宇宙海賊製作委員会 (「ミニスカ宇宙海賊」　朝日新聞出版・朝日ノベルズ)