圧巻! SSD RAIDのストレージ性能
SSDやHDDの読み込み・書き込み速度を計測できる「CrystalDiskMark 3.0.1」で、最強VAIO Zと店頭販売向けVAIO Zのストレージ性能を計測した。店頭販売向けVAIO ZのシーケンシャルReadは「400.4MB/s」と、非常に高速だった。64GB+64GBのSSDでのRAID 0(ストライピング)により、高いパフォーマンスを示したといえる。ノートPCで使われる2.5インチHDDのシーケンシャルReadがせいぜい70~100MB/sぐらいであることを考えると圧倒的だ。圧巻は最強VAIO Zのストレージ性能。店頭販売モデルのシーケンシャルReadの2倍以上となる「891.1MB/s」の速度を計測。シーケンシャルWriteに至っては「717.7MB/s」と驚異的な結果となった。256GB+250GB、計512GBのSSDはチョイスするだけで62,000円(2011年9月20日時点)も高額になるアイテムだが、その分に見合うパフォーマンス向上が得られる。
Power Media Dock導入の目安
店頭販売向けVAIO ZはPower Media Dockが標準添付されるが、VAIOオーナーメードのカスタマイズでは、このオプションの有無が選べる。ちなみにPower Media DockはAMD Radeon HD 6650Mグラフィックと記録型BD、DVDスーパーマルチドライブなどを拡張できる外付けユニット。USB2.0/3.0、HDMI出力、D-Sub15ピンなども拡張できる。同オプションをオーダーするかどうかは悩むところだが、以下に「3DMark Vantage」の標準テストのスコアを示したのでカスタマイズ時の参考にしてほしい。
■Power Media Dockあり | |
3DMark Score | 4065 |
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GPU Score | 3374 |
CPU Score | 10531 |
■Power Media Dockなし | |
3DMark Score | 2006 |
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GPU Score | 1586 |
CPU Score | 9750 |
Power Media Dockに接続した場合の3DMark Scoreは「4065」。接続していない場合の「2006」の2倍以上の数値となった。グラフィック単体の性能を表すGPU Scoreも「3374」と、接続していない場合の「1586」の2倍以上となる