計画しやすくなったドライブの旅

高速道路の無料化社会実験料金割引などの影響により、長距離ドライブを楽しむ人が増えたり、それにちなんだプランを打ち出しているホテルやレジャースポットも数多い。ここでは、そんなドライブの合間に立ち寄るサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に注目。地域色豊かなメニューを数多く展開しているSA・PAのグルメを紹介していく。

NEXCO東日本エリア

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関越道のカレーを紹介

嵐山PA(上)「ブラックカレー」(580円)

今回は夏にぴったりなカレーをテーマに、関越道の個性豊かなメニューを紹介しよう。まずは嵐山PA(上)の「ブラックカレー」(580円)。見た目が真っ黒でかなり驚きのカレーだが、この黒色の正体はなんと食用の炭。驚かれるかもしれないが、炭のパウダーはパンやうどんに練りこんで販売している店もあり、見た目の割りに味はそれほど感じない。こちらのカレーは夏らしい辛口。

次は寄居PA(下)の「スーパージャンボカレー」。なんと総重量約1kgの"スーパージャンボ"の名に相応しいボリューム。価格はというと680円で、量を考えるとリーズナブルでもある。男性や食べ盛りの男の子がいる家庭では重宝されること間違いなし!

寄居PA(下)「スーパージャンボカレー」

上里SA(上)からは、「夏野菜のカシミールカレー」(1,100円)。インド・カシミール地方で親しまれているビーフカレーをベースにアレンジ。オリジナルのガラムマサラをたっぷりと加えた激辛カレーに仕上がっている。ラッシーも付くので、激辛とはいえ安心。辛いカレーでドライブの疲れを吹き飛ばそう。

上里SA(上)「夏野菜のカシミールカレー」(1,100円)」

そして赤城高原SA(下)。こちらからは「上州牛カレー」(1,380円)と「夏やさいカレー」(1,380円)を紹介する。「上州牛カレー」に使われている上州牛は、利根川の清流や上毛三山(赤城山・榛名山・妙義山)といった豊かな自然環境の中で生まれた銘柄牛で、程よく含まれる脂肪質やその旨味、風味の豊かさに特徴があるという。SAやPAのグルメというと、地元産食材を使ったメニューに惹かれる人も多いだろう。そんな人にこそぜひ、この高級カレーを試してみてもらいたい。「夏やさいカレー」(1,380円)は8月31日までの限定メニュー。カボチャやゴーヤー、ナスといった色とりどりの夏野菜6種類がたっぷり盛り込まれており、女性にうれしい商品。ルーはビーフカレーとなっている。

赤城高原SA(下)「上州牛カレー」(1,380円)

赤城高原SA(下)「夏やさいカレー」(1,380円)

東北道からは独創的なカレーうどんが

最後に番外編として、東北道。菅生PA(下)にはなんとも不思議なカレーメニューがある。その名は「およげ? たい焼きちゃんうどん」(550円)。カレーうどんにたい焼きをトッピングしたもので、一瞬「あんこのたい焼き!?」とギョッしそうだが、ご安心を。こちらはカレー味のたい焼き。それでも独創的なメニューであることには変わりはない。ここで食べなければ他では食べられなさそうな、なんとも気になる一品だ。

東北道・菅生PA(下り)「およげ? たい焼きちゃんうどん」(550円)。販売時間は9時~16時

カレーメニューといっても様々。SAやPAでもこんなにもハイレベルなメニューがいただけるとは正直驚きであった。ドライブの合間に舌鼓ももちろんいいのだが、こんなにもおいしそうなメニューがあるのであれば、SA・PA巡りをメインの目的にしてもいいのでは? なんて思うのであった。