PCI-E x16スロットが7本のモンスターマザー

GIGABYTEから、X58チップセットのマザーボード新モデル「GA-X58A-UD9」が登場。同社のマザーボード製品では、型番の末尾がクラスを表す。これまでは最上位モデルでも「UD7」であったが、この製品は初めて「UD9」というナンバーを与えられており、まさにウルトラハイエンドのマザーボードと言える。価格も6万円前後と、マザーボードとしてはかなり高価だ。

初の"UD9"マザーボードが登場、GIGABYTEの「GA-X58A-UD9」

ズラリと並んだPCI Express x16スロットが特徴

特徴は、拡張スロットが全てPCI Express x16スロットになっていることだろう。通常のATXよりも大きなXL-ATXフォームファクタが採用されているが、合計で7スロットを備えており、2スロット厚の高性能グラフィックスカードであっても、4枚を並べてのCrossFireX/SLIを可能とした。ただし、先週ご紹介した「GA-890FXA-UD7」と同様に、対応ケースには注意だ。

XL-ATXフォームファクタのため、大型ケースでないと入らない

このマザーボードがウルトラハイエンドである所以は、さらにnForce 200チップを2個搭載したことにある。これにより、7スロットもあっても、x16/x16/x16/x16/x8/x8/x8という帯域を実現しており、グラフィックスカードの能力を最大限発揮できる(もちろん、フル帯域のx16スロットは1つおきに配置されている)。

そのほか、2オンス銅箔層の「Ultra Durable 3」、24フェーズ電源、水冷/空冷両対応の「Hybrid Silent-Pipe2」など、ハイエンド向けの機能は全て搭載している。