26日、国内のアップルストア全店で、午前7時から、iPhone 3GSが発売となった。昨年7月11日のiPhone 3Gの発売時点では、アップルストアではiPhoneの取り扱いを行っていなかったため、iPhoneの売り出しイベントは、今回が初めてとなる。

アップルストア銀座で発売されたiPhone 3GS

午前7時の時点では約30人が並んだ

東京・銀座のアップルストア銀座では、午前2時30分から並んだビジネスマンを先頭に、午前7時の段階では、事前予約者を含めて約30人が列を作り、午前7時のカウントダウンにあわせて、アップルストア銀座のスタッフによる拍手や、ハイタッチで歓迎されるなか、店内に入った。

先頭の男性は、「会社が近くであるため、夜に何度か見に来たが、終電も無くなってしまったので、その勢いで並んだ。すでにiPhone 3Gは持っているが、新たなiPhone 3GSはその名の通り、スピードが魅力。買い増しとして、2台を使用したい」と語った。購入後は、そのまま出社する予定で、会社の同僚に見せると話していた。

販売開始の30分前となる午前6時30分からは、並んでいる人たちにスターバックスのコーヒーが振る舞われたほか、1曲ダウンロードが可能なiTunesカードをプレゼント。また、6時35分には事前予約をしていない人に対して、申し込み用の書類が手渡され、事前に記入してもらうようにした。

並んだ人にはスターバックスのコーヒーが振る舞われた

事前予約がない人には申し込み用紙が配られ、記入方法の説明が行われた

さらに、6時40分には、すでに開通しているデモストレーション用のiPhone 3GSが用意され、従来のiPhone 3Gとの速度の違いなどを説明。もうすぐ入手できるiPhone 3GSの魅力に、並んだ人たちは感心を寄せていた。

発売前にはiPhone 3GSと旧iPhone 3Gの速度比較するデモが行われた

6時45分になると、店内では約40人のスタッフがミーティングを開始。拍手で盛り上げながら、発売を迎えた。

開店5分前に、スタッフが輪になって盛り上げる

動画 - 午前7時、開店
アップルストア銀座のスタッフによる拍手や、ハイタッチで歓迎される

事前予約していた人は約30分程度で契約が完了。7時35分には、iPhone 3GSを購入した第1号ユーザーが店を後にした。

アップルストアで購入すると、当然アップルの袋に入れて手渡される

アップルストアでは、独自のサービスとして、iPhoneのメール設定を行うなど初期の作業をサポートすることで、初心者でも自身で管理できるようにする「パーソナルセットアップ」を用意。さらに、iPhone 3GSの基本的な使い方を紹介するワークショップを、店頭やスタジオで開催している。

また、事前予約者は受け取り時間を指定できるサービスを行っており、これもアップルストアならではのものとなっている。

店頭ではiPhone 3GSの基本的な使い方を紹介するワークショップが行われていた

この日、3階のスタジオでは、iPhones3GSに関するワークショップが開催された

動画 - アップルストア銀座店頭のワークショップ
iPhone 3GSの特徴をはじめ、iPhoen 3GS(左)およびiPhoen 3G(右)でWebサイトを開いた際のスピードの違いなどを紹介

ビックカメラ有楽町店でも午前7時から発売

東京・有楽町のビックカメラ有楽町店でも、午前7時からiPhone 3GSが発売された。午前7時のカウントダウンとともに、店頭に用意されたくす玉が割られ、来店客とともにiPhone 3GSの発売を祝った。

iPhone 3GSの発売を祝って、くす玉を割った

iPhone 3GSの着ぐるみが登場して店頭を盛り上げる

ビックカメラ有楽町店では、午前7時以降も10人以上の来店客が列を作り、購入カウンターは満員の状態が続いていた。店頭では、午前7時からiPhone 3GSの説明を行っているほか、iPhone 3GSの着ぐるみをきたスタッフがiPhone 3GSの発売を訴求。通勤時間のビジネスマンやOLに対して、iPhone 3GSの魅力を訴えていた。

午前7時からの発売を告知する

午前7時30分を過ぎても列ができていた

iPhone 3GSの発売を通勤途中のビジネスマンに訴求

申し込みコーナーは満席の状態だった