東京ビッグサイトにて産業用バーチャルリアリティ展が6月24日より3日間開催された。こちらのレポートに引き続き、最新バーチャルリアリティの話題から一風変わったディスプレイの話題までをお届けする。

RealView Innovationsブース~PSPのゲームを全て疑似立体視化するグッズ

アイルランドのRealView Innovationsは、PSPの映像を疑似立体視化するグッズ「V-SCREEN」を公開していた。

これはRealView Innovations社が開発した特殊な光学系により、表示映像に奥行き感が生まれて疑似的な立体視が行えるというユニークなグッズだ。

「V-SCREEN」のパンフレット

PSPのハードケースを兼ねており、PSP-1000/2000/3000の全モデルを収納可能となっている。このハードケースを開くと特殊光学系をあしらったスクリーン部がせり出してきて、これがPSP本体側の液晶画面の丁度、上に来る。ユーザーはこの特殊光学スクリーンを通して画面を見ることになり、ユーザーは疑似立体視が出来るという寸法だ。

実際のパッと見は、ただのPSPのハードケースという感じだ

実際に体験してみたが、何となく映像に奥行き感が生まれ、映像のコントラスト感も強くなって見える。

もちろん写真では疑似立体感は伝わらないが、画面を覗き込むとこんな感じになる

10月に日本を含む全世界で発売を予定しており、予価は5,000円程度だとのこと。

何となく眉唾な感じもするが、この値段ならば、「PSPのハードケース+期待感」という感覚で購入してみようかという気にもさせられる。

なお、彼らのV-SCREEN技術は一般的な液晶テレビにも応用が可能だとして、一般的な大画面テレビに貼り合わせる「DEEP-SCREEN」という製品の販売計画もあるとのこと。