ヤマダ電機LABI渋谷が、1階エントランスで「iPod touch体験デモイベント」を開催中だ。開催期間は6日まで。時間は12時から20時。店頭には16台のiPod touchを並べたテーブルを設置し、1回あたり15分間ずつの実演および解説を行いながら、説明員がその面白さをアピールしている。各実演の最後まで参加すると、iTunes Music Cardがもらえることもあり、多くの人が足を止めて、説明に聞き入っていた。

iPod touchのイベントを開催中のヤマダ電機LABI渋谷

実演の模様。多くの人がイベントに参加

実演では、iPod touchでゲームが楽しめるだけでなく、使い方なども説明してくれる

イベント参加者限定でiTunes Music Cardを配布

メインステージでは、説明員がiPod touchの特徴をアピール。音楽やビデオの楽しみ方を紹介する他、特にゲームについて取り上げた。iPod touchの操作方法として、タッチパネルと加速度センサーが特徴となっている。触って操作するだけでなく、本体を傾けて操作できる。ゲームは現在約3,500以上のタイトル数を誇る。さらに、ダウンロード数が10億本を突破したことも紹介した。

約3,500本以上のゲームが登場していることを強調。10億本以上もダウンロードされている

「DanceDance Revolution S」のデモプレイ。アーケードゲームなどは足を利用してプレイするが、iPod touch版の操作は指を利用

ゲームでは、コナミの「DanceDance Revolution S(JP)」(価格800円)、「METAL GEAR SOLID TOUCH(JP)」(価格900円)、セガの「ぷよぷよフィーバー TOUCH」(価格900円)、ナムコの「塊魂Mobile」(価格900円)などを紹介。低価格が特徴となっているとした。特に、「DanceDance Revolution S(JP)」はデモを行い、iPod touchならではの指で楽しむ操作方法を紹介した。

メーカー 名称 App Store価格
コナミ DanceDance Revolution S(JP) 800円
コナミ DanceDance Revolution S Lite(JP) 無料
コナミ METAL GEAR SOLID TOUCH(JP) 900円
セガ ぷよぷよフィーバー TOUCH 900円
ナムコ 塊魂Mobile 900円
ナムコ 塊魂Mobile Lite 無料

親子で参加している方も。タッチパネル&加速度センサーでだれでも簡単に操作できる

この他、ネット接続、メールのやり取り、楽器、電子書籍(マンガ)と、さまざまなアプリケーションの楽しみ方を説明。マンガではボイジャーの「働きマン1」(価格115円)、アプリケーションでは駅探の「駅探エクスプレス(乗り換え案内)」(価格350円)、ツールとして物書堂の「ウィズダム英和・和英辞典」(価格2,800円)を説明。価格は、イベントで紹介した中では「ウィズダム英和・和英辞典」が最高クラスで、一般的なゲームパッケージやアプリケーションは、iTunes Storeでダウンロード販売を行うことで安く抑えられているとした。

メーカー 名称 App Store価格
ボイジャー 働きマン1 115円
駅探 駅探エクスプレス(乗り換え案内) 350円
物書堂 ウィズダム英和・和英辞典 2,800円

ヤマダ電機LABI渋谷店長に聞く「iPod touch」

ヤマダ電機LABI渋谷の矢村隆店長が、iPod touchの販売状況を説明

ヤマダ電機LABI渋谷の矢村隆店長は、iPod touchについて「いままでは音楽を楽しみたい方が中心でしたが、ゲームのニーズも加わってきたように思います」という。3月開催のイベントの反応について、「iPod touchの売り上げ自体は増えました。iPod touch登場以来着実に売れているのですが、イベントをすると一時売り上げは伸びます。さらに、最近iPod touchのCMが始まったことで、伸びているのではないかと予想しています。また、6階のゲームコーナーにもiPod touchを置いており、ゲーム機としての認知度も高くなってきているとは思います。しかし、まだゲーム機として買う方は少なめで、台数面では他の家庭用ゲーム機のほうが売れています」とした。

LABI渋谷ならではの特徴としては、渋谷ならではの立地条件がある。「他のLABI、郊外店と比べると、年齢層が若い上に、女性が多いのです。それに合わせたり場作りをしています。オープン前から予想していましたが、オープン後もiPodや携帯電話を1階においているのは、その年代を中心にお客様のニーズに合わせているためです。他の店舗と比べて、携帯電話では約1.5倍の売り上げがあります。iPodもそのくらい売れています」。価格は、周囲の量販店の状況によって変わることもあるが、基本的にヤマダ電機全店での統一価格が基準。価格ではなく、客層が大きな要因になっているようだ。

iPod touchの購入と同時にアクセサリーを買う人も多い。「売り上げではケースが多いですね。次にヘッドホンです。ケースは、品揃えをしていてもなくなってしまいます」という。iPhoneの影響については、「iPhoneは、値下げをしてから伸びましたが、iPod touchへの影響はあまりありません」と応えてくれた。

今後も定期的にイベントをしていきたいという。「6日までのゴールデンウイーク中は、iPod touchイベントをしていますので、ぜひとも今まで以上の実績を作りたいです」と意気込みを語ってくれた。