目指すはプリキュア実写化? 本名陽子が驚きの夢を披露 - 歴代プリキュアと声優陣が集結

映画『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合』の公開初日舞台挨拶が20日、都内で行われた。舞台挨拶には、本作で声優を務める沖佳苗、三瓶由布子、樹元オリエ、本名陽子、中川亜紀子の5人が登場したほか、着ぐるみ姿のプリキュアたちも大集合。映画鑑賞後の興奮冷めやらぬ子供たちを喜ばせた。

本作は、人気児童向けアニメ(とは言っても大きいお友達にも人気を博しているが)『プリキュア』シリーズの映画最新作。今年2月から放映が開始されたテレビシリーズ『フレッシュプリキュア!』で主役のキュアピーチとキュアベリー、キュアパインの3人はもちろん、過去のシリーズに登場したプリキュアたちが総出演する。横浜みなとみらいを舞台に、プリキュアたち14人が未来の危機に力を合わせて立ち向かう。

着ぐるみ姿のプリキュアたちと一緒に登場した声優の4人は、それぞれ変身時のかけ声で挨拶。声優らが迫真の演技を見せると、会場に集ったファンは拍手でそれに応えた。

現在放映中の『フレッシュプリキュア!』は、『プリキュア』シリーズ第6作目となるテレビシリーズ。これは一大ブームを巻き起こした『セーラームーン』の記録である5作を上回ることになるという。第1作目で初代プリキュア・キュアブラック役を務めた本名は「マジトークをすると1日以上かかってしまうので、かいつまんでしか話せないんですけど」と前置きし、「2004年に『2人はプリキュア』から始まりました。当時は女の子アニメで"素手で戦う"ということと、また主人公の2人のうちの1人、私の役が黒の衣装というのが、女の子アニメではありえなかったものだったんですね。最初はいつまで続くかわからないと言われていたこの『プリキュア』が、こんなに長く続くなんて、また、映画が毎年当たり前のように作られるようになったことが、私には本当に夢のようですごくうれしいです」とその熱い想いを明かした。

そんな本名は、「今の夢は『プリキュア』の実写化です」と驚きの発言。すかさず三瓶が「初めて聞きましたよ、それ。何びっくり発言してるんですか」と突っ込むも、「言えばもしかしたらいつか叶うかなって。夢はいつか叶うと信じているので」と案外真剣に考えている様子。「私もいつかプリキュアになりたいなと思ってます」と笑った。

続いて5人それぞれのオススメポイント、お気に入りシーンが紹介された。

沖「私が一番興奮したのは、ここぞと言うときに各代の主題歌がかかったところですね。めちゃめちゃかっこいいんで、観るときはノリながら、こっそり歌ってもいいんですよ(笑)、一緒に楽しんでいただけたらなと思います」。

中川「今回はみなとみらいという実在の場所が舞台となっていますので、あ、ここ行ったことあるとか、もしくはまだ行ったことない友達とかも覚えて帰って、今度パパとかママに連れて行ってもらって、ここ見たよねーとか、この観覧車あったよねーというような楽しみ方もできるんじゃないかな」

三瓶「今回の映画は14人が、もちろん小動物ちゃんたちも含めて本当にみんなが揃ったんですね。みんなが心を一つに大きな悪に立ち向かう、そこを何度でも観ていただきたいなと思います」

樹元「オープニングで煙の中から初代の2人がばっと出て、その後に続いてみんなが出てくるんですよ。そこで『あっ、ここから始まってみんなプリキュアになったんだな』というのがわかるのでオススメですね」

本名「ブラックの変身シーンが大好き。豪快なんだよね(笑)。変身した後にぐっと大地を踏みつけるあのシーンが、ブラックの強さ、心の強さを表しているなと思っています。もう一回観るときは、こんな激しい格好してるんだなって注目してほしいなと思っています。あと最後の方で14人がみんなで技を出すところ。あそこは私たちも一緒に収録スタジオで技を出したんですけど、何回か撮り直したんですよね。息の続く限り、全力でみんなで出した技なので、そこも、プリキュアたちがんばってるなって、あそこでみんな一つになったんだなっていうのを、もう一回楽しんでいただけたらなと思います」

舞台挨拶の最後には、プリキュアと声優らで写真撮影を行うことに。観客に「一緒に写真撮りたい人」とMCが問いかけると、会場中から「はい!」という声と共に手が上がった。その中から選ばれた幸運な女の子3人と共に写真は撮影され、舞台挨拶は閉会。会場を去るプリキュアたちに、観客から惜しみない拍手が送られた。

映画『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合』は、現在全国ロードショー中。

(C)2009 映画プリキュアオールスターズ製作委員会