今週の秋葉原情報 - 「Core i7」の動作デモが開始、VIAの「Nano」マザーボードも発売に

ツクモ頑張れ特集パート2

今週も九十九電機の話題からお伝えしたい。

同社は既報のように、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請していたが、早くも手続き開始の決定が出たようだ。先週は入荷もストップした状態だったが、今週は債権者向けの説明会も行われ、それを受けて、いくつかの代理店は出荷を再開している。商品が入らなければ再建も始まらないので、まずは一歩を踏み出すことができた、といったところだろう。

今週はいくつか新製品も入荷している。先行きが不透明なことに変わりはないが、まずは再建に向けて動き出したことを素直に喜びたい。

Core i7の動作デモが開始、予価も

各ショップにおいて、Intelの次世代CPU「Core i7」の動作デモがスタートしている。TSUKUMO eX.とT-ZONE PC DIY SHOPでは、最上位モデルのCore i7 Extreme 965とIntel製マザーボード「DX58S0」を組み合わせたシステムを展示。T-ZONEではCPUのオーバークロックまでしており、定格3.2GHzのところ、3.7GHzあたりで動かしていた。

ドスパラ秋葉原本店では、2Fと店頭の2カ所でデモを実施。2FはCore i7 Extreme 965とMSI製の「Eclipse SLI」となっており、ワットチェッカーで消費電力をチェックできるようになっていた。一方店頭は、同社PC「Prime Galleria QXi」のデモとなっており、こちらのCPUはCore i7 920が使われていた。

Core i7の発売日はまだ明らかになっていないが、同ショップは各モデルの予価を提示していた。それによると、ハイエンドの965が115,980円、真ん中の940が64,980円、ローエンドの920が32,980円。

また、Intel、MSI、FOXCONNに続いて、ASUSからもX58チップセットを搭載するマザーボード「P6T Deluxe」が登場している。展示したのはT-ZONE PC DIY SHOP。ASUSのWEBサイトにも情報が公開されておらず、仕様の詳細は不明だが、こちらも11月の発売を予定しているそうだ。