本連載を読んでいるユーザーには説明不要かもしれないが、「Windows Package Manager CLI(winget)」はLinux風にコマンドラインからアプリを管理したいユーザーにとって有益性の高いツールだ。
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別称wingetの「Windows Package Manager CLI」
本稿執筆時点の最新版はバージョン1.1.12701だが、2021年9月17日にリリースしたバージョン1.0.12576では、MicrosoftストアのREST APIに対応し、同アプリのインストールも安定するようになった。そろそろ多くのユーザーが利用していい頃合いだろう。
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デスクトップの何もないところを右クリック/長押しし、コンテキストメニューの「Windowsターミナルで開く」をクリック/タップする
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今回は「Netflix」を例に手順を解説しよう。Windows PowerShellに「winget search netflix」と入力して「Enter」キーを押すと、いくつかのアプリが列挙される
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次に「winget install "Netflix"」と入力して「Enter」キーを押す。スペースを含むパッケージの入手には、ダブルコーテーションが必要になるため、入力するクセを付けておく方がよい
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本パッケージはライセンスへの同意が求められるので、「Y」キーを押すとインストールが開始する
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スタートメニューなどからアプリの起動が可能になる
ポイントは検索時の「ソース」だ。wingetは複数のソース（アプリの入手先）を指定できるが、既定ではwinget自身が管理するリポジトリとMicrosoft Storeの2種類が登録済み。
「winget search ○○」を実行した際のソースが「msstore」であればMicrosoft Storeが入手先となり、同アプリによる自動更新が行なわれる。
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wingetの既定ソースリスト
wingetが一括アップデートをサポートすれば気にする必要はないものの、現時点ではパッケージ単位で更新を実行しなければならない。今後の機能更新を待ちつつ、wingetの利便性を享受してほしい。特に専任のIT管理者を置けない中小企業は、従業員用PCの環境設定バッチファイルなどにも利用できるはずだ。
