社会に出た瞬間から、“割を食ってる”気しかしない――。人口だけは多いのに、正社員枠はほぼ皆無。報われなさすぎるあの頃と、今も続く理不尽の数々、それでもなんとか生き抜いてきた……そんな「超氷河期世代」の“リアルな声”を、今こそ可視化していこう。
“働き方の変化”に戸惑う
●「朝から終電まで全力で200%働いて徹夜も当たり前だったので、そうではない上下の世代とは話がしばらく合いませんでした」(45歳男性)
就職氷河期世代の多くが、20代を「ブラックな働き方が美徳とされた時代」のただ中で過ごしてきた。心身をすり減らしながらも踏ん張った経験は、その後の仕事観にも影響を及ぼしている。
働き方改革の浸透とともに、社会全体がウェルビーイングを重視する方向へと変化してきた。そうした価値観の変化を歓迎しつつも、かつて自らに課せられた働き方とのギャップに、戸惑いを覚える氷河期世代もいるだろう。
違和感を覚えたときは、自分の中にある価値観を時代の変化に慣らしていく視点も、ひとつの手がかりになるのかもしれない。
調査時期: 2025年5月12日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数:365人
調査方法: インターネットログイン式アンケート