東急不動産と東急リゾーツ&ステイは7月18日、北海道・ニセコにおいて、「NISEKO HIRAFU GREEN PARK」をはじめ、ゲレンデを活用したアクティビティなどの夏季営業を開始する。
両社は、世界的なスノーリゾート地である北海道・ニセコのサマーシーズンについて、イベント等を通じた集客力強化を進めている。2022年10月に東急不動産と倶知安町が締結した「オールシーズン型国際リゾートの形成に関する包括連携協定」に定める、オールシーズン型リゾートに向けた取組みの一環として、今年で3回目となるNISEKO HIRAFU GREEN PARKをはじめ、ゲレンデを活用した絶景のサマーゴンドラや、多彩なコースを持つマウンテンバイクパークなどの夏季営業を開始する。
ニセコのスノーシーズンはJAPOW(Japan+Powder+Snow)を求めて多くの観光客が国内外から訪れる。グリーンシーズンにおいても、自然を感じながら地域の魅力を再発見できる様々な取組みを開催することで、スノーシーズン同様に国内外問わず多くの観光客が訪れることを目的としている。
NISEKO HIRAFU GREEN PARK
ひらふ高原中央公園(北海道虻田郡)では、NISEKO HIRAFU GREEN PARKを開催する。3回目となる今回は、「自然と暮らすように遊ぶ、夏のニセコ。」をコンセプトに、蝦夷富士とも呼ばれるニセコのアイコン「羊蹄山」を望みながら、この季節ならではの自然の中で幅広い世代が楽しめるイベント・食・物販・アクティビティが集まる空間をつくり上げる。開催期間は7月18日~8月31日まで。
MUSIC WEEK
7月18日~7月27日は、同パークのオープニングとニセコの夏のはじまりを音楽で彩る期間。地域のアーティストやゲストミュージシャンによる演奏や参加型のイベントを開催する。7月26日~27日には、「MUSIC・ART・SPORTSで人を感動させ幸せにする事。」をVISIONとする、屋外フェスティバルで人気の「GREEN ROOM CO.」がキュレーションしたアーティストによるアコースティックライブを開催する。
CINEMA WEEK
8月9日~8月17日は「CINEMA WEEK」。日没後のひらふ高原中央公園で今年も屋外映画館を開館する。国内外で移動式屋外映画館を展開するクリエーターコレクティブ「CINEMA CARAVAN」を今年も開催。また、映画館のない地域で映画を自発的に上映する活動を通じて、個性豊かで魅力ある芸術文化による持続可能な地域づくりの実現を目指す「北海道国際映画祭」ともコラボレーションする。ニセコの美しい星空のもと、自然の美しさを再認識するようなドキュメンタリー映画や、家族で楽しめるエンターテイメント映画など、様々なジャンルの作品を上映する。
二面性を楽しむ
同パークでは、静と動のように二面性を楽しむ空間を提供する。パーク内にはカフェ&バーやジンギスカンBBQ(予約制)のほか、週末やイベント開催時にはキッチンカーやマルシェが登場。会期中は、大自然の中で自由に遊べる遊具を常設する。さらに昨年も好評だったスケートボードランページでは、スケートボード初心者でも楽しめるよう体験会やコンテストの開催予定など、たくさんのコンテンツを用意する。
ニセコ東急 グラン・ヒラフで楽しむアクティビティ
ニセコ東急 グラン・ヒラフでは、ゲレンデを活用した2025年度の夏営業を実施している。昨年に引き続きサマーゴンドラの営業に加え、北海道初となる「マウンテンカート」の導入や、マウンテンバイク初心者向けのコース設定など、夏のニセコを満喫するアクティビティを用意し、スノーシーズンだけではなく、通年で山に訪れる機会をつくることで周辺の宿泊施設や飲食店等、エリア全体に賑わいを波及させることを企図している。
ニセコアンヌプリ中腹で自然を満喫
今年もサマーゴンドラはキングゴンドラを利用し、目前に広がる羊蹄山の景色を楽しみながら山頂駅を目指す。片道約7分半の空中遊覧を満喫した後は、散策道やゆっくり景色を眺めながらくつろげるスペースなど、家族みんなで楽しめる空間を用意する。
北海道初のマウンテンカート
世界20か国以上で人気の「マウンテンカート」が北海道で初めてニセコ東急 グラン・ヒラフに登場する。ブレーキとハンドル操作のみで子ども(身長制限あり)でも運転が可能なため、誰でも気軽に楽しめるが魅力。大自然の絶景とともにゲレンデを走行する爽快感を感じることができる。
キングホリデーペアリフト運行開始
2024年シーズンより再開した「バイクパーク」は、ゴンドラ山頂駅からスタートするフロートレイルで、斜度37°から疾走するというスリル満点のコース。2025年シーズンは新たにキングホリデーペアリフトの運行開始に伴い、ゲレンデ中腹より下の緩やかで高低差が少ないコースのみの走行が可能になり、子どもやマウンテンバイク初心者でもフロートレイルに挑戦しやすくなった。またスタート地点まで歩いてアクセスするスキルアップエリア(無料)では、バンクやシーソーなどを使用し、実際にコースを走行する前にウォーミングアップすることも可能。
期間限定移動型サウナバス「サバス」が登場
期間限定で移動型サウナバス「サバス」が登場する。引退した路線バスの車両をサウナに改造したもので、本格的な薪サウナが体験できる。降車ボタンを押すとサウナストーンに蒸気を発生させる仕組みや、吊り革を使った温度計など、路線バスの名残を生かした空間の中でサウナを楽しむことができる。
リニューアルオープンで広がるニセコの魅力
ニセコ東急 グラン・ヒラフは、ゲレンデ山麓に位置するマウンテンセンターをフルリニューアルオープンする。2024年12月にプレリニューアルオープンを行った「sanshoku」やチケットカウンター、インフォメーションはフルでのリニューアルオープンとなり、ショップは敷地面積が、約1.6倍になる。本施設では地元・北海道の食材を活かしたメニューが楽しめるレストランや、都市部セレクトショップ水準のブランドを揃えたショップを同一空間内に集約している。訪れる人に対し、"選ぶ"と"楽しむ"をリゾート体験の主軸としワクワクするような期待感を提供する。
絶景ダイニング「sanshoku」
ゲレンデ山麓にあるレストラン「sanshoku」は、朝のコーヒーブレイクや地元名産のじゃがいもなど野菜を活かしたパスタランチ、地ビールとワインが楽しめる夕方のバーカウンターなど、山の魅力を提供しながら時間帯ごとに表情を変える「三食」×「山食」の融合型ダイニング。今回のリニューアルでは、床、壁、照明などの空間演出が一新され、訪れた人々により豊かな食体験を提供する。
上質なショッピング体験へリニューアル
マウンテンデンター内ショップは、これまでのモノトーンを基調としたスキー・スノーボードギアを扱っていた「スポーツショップ」から、ファッションとスポーツブランドが融合する「スポーツ&セレクトショップ」に刷新。アウトドアだけでなく暮らしの中にも取り入れられるこだわりのアイテムを豊富に取り揃えている。店内にはSALOMONやKEENなどのプロフェッショナルなスポーツ・アウトドアブランドに加え、北海道発のTNOCやNatural bicycleといった地域ブランドもラインアップ。ショップリニューアルに伴いアイテム数も30%増強し、より広く明るくなった店内でゆっくりと買い物を楽しむことができる。