NTTドコモは7月上旬より、ショートメッセージサービス(SMS)を悪用したフィッシング詐欺への対策として、危険なサイトのURLなどが含まれるSMSの送信元回線に注意喚起を送る機能の提供を開始する。

  • フィッシングSMSイメージ

この機能は、不正なコンテンツ等をインストールするよう誘導したり、個人情報を盗み出そうとするサイトへ誘導したりするSMSの送信をドコモが検知した際に、利用者の意図しない送信行為が行われた可能性があるという注意喚起を送信するもの。送られる注意喚起では、SMS通信料の確認、身に覚えのないアプリがインストールされていないかの確認/削除の案内を行う。

この機能は提供開始後、ahamo/irumoを含め全ユーザーに自動で適用される。機能を利用したくない場合は、5月中旬以降に設定を変更して無効化できるという。費用はかからない。

この機能を提供することになった背景には、一般ユーザーのスマートフォンに偽のアプリをインストールさせ、意図しないうちにフィッシング詐欺SMSの送信元になってしまうケースが報告されていることがある。フィッシングの報告件数は2023年10月に156,804件を記録しており、令和5年のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数/被害総額ともに過去最高となっている。

これまでNTTドコモでは「dアカウント パスキー認証」「あんしんセキュリティ」「あんしんセキュリティ(プライバシー)」「あんしんセキュリティ(迷惑SMS対策)」「危険SMS拒否設定」といったさまざまな機能を導入してフィッシング詐欺対策に取り組んできたが、今回のSMS送信元への注意喚起もそういった施策の一環となる。