Amazonは、ストリーミングデバイス「Fire TV」シリーズでAmazon Alexa対応のスマートホーム製品を簡単に操作する「スマートホームダッシュボード」を9月28日から導入した。音声でAlexaに呼びかけなくても、テレビ画面から家電のコントロールが行える。

  • Amazon Fire TVがスマートホーム操作対応。画像は「スマートホームダッシュボード」の表示イメージ

さらに、Alexaの各機能にFire TVのホーム画面から直接アクセスできる「Alexa ショートカットパネル」も追加。付属リモコンのAlexaボタン、または音声認識ボタンを押すと画面下部に表示され、そこから上記のスマートホームダッシュボードを表示させたり、天気予報、Alexa機能の使い方を紹介するクイックガイドなどをすぐに確認できるようにした。

スマートホームダッシュボードについては、Fire タブレットシリーズとEcho Show シリーズで搭載しているものが、Fire TVシリーズでも使えるようになったかたちだ。Fire TVシリーズをソフトウェアアップデートすることで利用可能になるが、Fire TV(第2世代)とFire TV Stick 第1/第2世代、FUNAIのFire TV搭載スマートテレビでは対応しない。

  • Alexaショートカットパネル

スマートホームダッシュボードもAlexaショートカットパネルも、Fire TVシリーズのリモコンから呼び出して利用できる。

スマートホームダッシュボードはリモコンのAlexaボタンを押しながら「スマートホームダッシュボードを見せて」と話しかけるか、Alexaボタンを押すとホーム画面下部に表示される「Alexa ショートカットパネル」の「スマートホーム」からアクセスできる。

Echo Showシリーズのカメラやその他のAlexa対応ネットワークカメラ、照明、プラグ、サーモスタット、スイッチといったスマートホーム製品のステータスを、Fire TV シリーズの大画面上で一括表示。各製品のオン/オフなどの操作がリモコンや声で簡単に行える。

Alexaアプリに登録したスマートカメラの映像は、画面上段にあるスマートカメラ専用の項目、「カメラ」からすぐに確認可能。その他のスマートホーム製品も、Alexaアプリ上で「お気に入り」に登録することで、画面下段の項目から確認できるようになる。なお、スマートホームダッシュボードへの表示の可否や確認できるステータス、実行できる操作はスマートホーム製品によって異なる。

AlexaショートカットパネルはAlexaボタン、または音声認識ボタンを押すと画面下部に表示される。Fire TV Cubeの場合はスマートホームダッシュボードや天気、Alexaクイックガイドに加えて、「コミュニケーション」という項目も表示され、EchoシリーズやAlexaアプリを使っている家族や友人に連絡をとれるようになる。