DMM.comは12月3日、「ウェブ縦読みマンガ」事業を2022年より開始し、同社プラットフォームでオリジナル作品を含めたコンテンツの配信を行うと発表した。
「ウェブ縦読みマンガ」は、韓国を発祥とするスマートフォンなどの閲覧に最適化されたマンガ。ウェブトゥーンとも呼ばれ、日本のほか、中国・東南アジア・アメリカ・ヨーロッパなどで展開されている。
韓国コンテンツ振興院が行った調査によると、2019年のウェブ縦読みマンガの市場規模は前年比37.3%増の約6,400億ウォン(604億円)。2020年上半期は60.5%の企業が韓国国内売上、71.9%の企業が海外売上高が増加したと回答した。
現在のウェブ縦読みマンガの多くは、海外で企画製作したコンテンツを海外のプラットフォームから配信している状況だという。DMMは日本から世界に向けた良質なコンテンツ発信を行っていくために今回の参入を決定した。
DMM.comが手がけるウェブ縦読みマンガはWeb上で読む形式。1話が気軽に読める長さであるほか、スマートフォンからの閲覧に最適化されている。また、DMMならではの多様なジャンルを取りそろえる。
ウェブ縦読みマンガ事業では電子書籍事業のノウハウを活かし、オリジナルコンテンツの企画制作事業を行うスタジオの設立、ウェブ縦読みマンガに対応した配信プラットフォームの構築、海外コンテンツの国内配信、国内コンテンツのグローバル展開に注力していく予定としている。
なお、DMM.comはウェブ縦読みマンガ事業で協業する企業・クリエイターを募集中。連絡先はDMM.comのWebぺージを参照のこと。