MediaTekとAMDは11月18日、コンシューマ向けPCの接続性を高めるWi-Fi 6E対応モジュール「AMD RZ 600」シリーズを皮切りに、Wi-Fiソリューションを共同で開発していくと発表した。Wi-Fi 6やBluetooth 5.2に対応する「MediaTek Filogic 130」や「Filogic 130A」など、IoT向けデバイスもあわせて発表されている。

AMD RZ600シリーズの製品として、「AMD RZ 616」と「AMD RZ 608」が登場した。いずれもWi-Fi 6Eに対応する製品で、フォームファクタはM.2 2230かM.2 1216。共同開発の「Filogic 330Pチップセット」を採用しており、MediaTekのパワーアンプと低ノイズアンプ技術を統合したことで電力消費を最適化。設計に必要な面積を縮小して、あらゆるサイズのノートPCに組み込めるとしている。

また、MediaTekはIoT向けモジュール「Filogic 130」「Filogic 130A」の2製品もあわせて発表している。Arm Cortex-M33マイクロコントローラを内蔵するMCU、AIエンジン、Wi-Fi / Bluetoothを1チップに統合しており、Filogic 130Aにはオーディオデジタルシグナルプロセッサも内蔵する。