UL傘下のUL Benchmarksは9月29日、Windows 11のリリースに際し、同社が提供しているベンチマークや機能テストの互換状況を紹介した。
米Microsoftは、次期OS「Windows 11」の提供開始を10月5日としている。各メーカーからWindows 11を搭載したPCが登場し、既存のWindows 10搭載PCに対してもアップグレード用のデータが順次提供される予定だ。
10.05.21 pic.twitter.com/TS813hdO1q
— Microsoft (@Microsoft) September 27, 2021
UL Benchmarksでは、現在サポートされているすべてのULベンチマークはWindows 11と互換性があるはずとし、具体的には、3DMark、PCMark 10、UL Procyon、Testdriver、VRMarkが「互換性あり」(compatible)と紹介されている。ただし、Windows 11をOSとして検出するためのマイナーアップデートが一部で提供される予定。
なお、UL BenchmarksがWindows 11のプレリリースビルドでテストした結果、Virtualization-based Security(VBS、仮想化ベースのセキュリティ)がパフォーマンスの低下を招くケースがあるとしている。VBSはWindows 11をクリーンインストールすると標準で有効になるが、Windows 10を11にアップグレードした場合は有効にならないとする。
このため同じ構成のシステムでも、Windows 11の適用方法によって異なるベンチマークスコアが出かねないが、UL Benchmarksでは将来的にVBSの検知機能をベンチマークへ組み込むことを計画しているという。