三菱電機は6月17日、IHジャー炊飯器「本炭釜」シリーズの新製品となる「NJ-VWC10」をはじめ、炊飯器の新製品(7モデル)を発表した。いずれも6月21日に発売する。

本炭釜「NJ-VWC10」

  • 三菱電機のIHジャー炊飯器「本炭釜」(NJ-VWC10)

  • 黒曜(こくよう)

  • 月白(げっぱく)

0.5合~5.5合炊きの本炭釜「NJ-VWC10」は、内釜に本物の炭と同様の炭素材料(純度99.9%)を採用。内釜そのものが発熱体となる大火力、釜底の凹凸が発生させる多くの気泡による激しい熱対流といった特徴を持ち、外にはハリ・中はふっくらで粒感のあるごはんを炊き上げる。また、お米の一粒一粒が「保水膜」で覆われるという(うまみを閉じこめる)、かまどで炊いたごはんのおいしさを再現。冷めてもおいしいごはんを炊けるとしている。

新モデルでは、炊いたごはんの冷凍保存に適した「冷凍用モード」、カレーなどに適した長粒米をおいしく炊く「長粒米モード」、粘りを少なく炊いておいしいチャーハンを作れるという「炒飯モード」を備えた。長粒米モードは具材との炊き込みも可能で、例えば生の鶏肉と一緒に炊いて「カオマンガイ」を簡単に作れる。

内釜の内面には強力なコーティングを施し、人の手による100万回の洗米でもコーティングがはがれないという。本体サイズは幅237×奥行き292×高さ227mm、重さは5.1kg、最大消費電力は1,380W。本体カラーは「黒曜(こくよう)」と「月白(げっぱく)」の2色、推定市場価格は88,000円前後。

蒸気レスIHジャー炊飯器「NJ-XSC10J」

  • 蒸気レスIHジャー炊飯器「NJ-XSC10J」

0.5合~5.5合炊きの炭炊釜「NJ-XSC10J」は、炊飯時に発生する蒸気を水分とうまみ成分に分離し(水冷式蒸気回収システム)、うまみ成分を内釜のごはんへと戻す「蒸気密封うまみ炊き」を搭載。炊飯時に本体から蒸気が外に出ないため(微量の気体は出るが高温や結露になることはない)、置き場所の自由度が高く、炊飯の臭いも気にならない。小さな子どもやペットには火傷の心配がなく、炊飯中に開閉ボタンを無効にするチャイルドロックも付いている。

備長炭コートの内釜は、上記のNJ-VWC10と同じく100万回の洗米に耐える。炊飯の吸水過程で機能する「可変超音波吸水」を備え、内釜の水を超音波で振動させてお米への吸水を促す。これにより、洗米してすぐに炊飯してもふっくらと炊き上がるほか、お弁当やおにぎりにも向いた冷めてもおいしいごはんになるという。

本体サイズは幅253×奥行き342×高さ225mm、重さは6.3kg、最大消費電力は1,270W。本体カラーはクリスタルホワイト、推定市場価格は88,000円前後。

炭炊釜シリーズの新モデル

そのほか、内釜や炊飯モードが異なる炭炊釜シリーズのモデルも発売。0.5合~5.5合炊きの「NJ-VXC10」は黒曜(こくよう)と月白(げっぱく)の2色、推定市場価格は66,000円前後。

0.5合~5.5合炊きの「NJ-VVC10」は44,000円前後、1合~1升炊きの「NJ-VVC18」は47,000円前後。本体カラーは月白(げっぱく)の1色。

1合~5.5合炊きの「NJ-VEC10」は33,000円前後、1合~1升炊きの「NJ-VEC18」は36,000円前後。本体カラーは「淡雲(あわぐも)」の1色。