象印マホービンは6月17日、高級炊飯器「圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”」シリーズの4合炊きタイプ「NW-US07」を発表した。釜底のIHヒーターを従来の2つから4つに増強している。発売日は7月21日で、価格はオープン。推定市場価格は111,000円前後。本体カラーは濃墨(こずみ)と、絹白(きぬしろ)の2色。

  • 象印マホービンの高級炊飯器「圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”」シリーズ

  • NW-US07-BZ(濃墨)

  • NW-US07-WZ(絹白)

NW-US07は、「小容量の炊飯器で主流の3合炊きだと容量不足が心配で、5合炊きでは大きすぎる」と感じるシニア層に向けた製品。象印マホービンが2019年に発売した4合炊き「NW-ES07」の後継となる。4合炊きながら、3合炊き並のコンパクトサイズなのが特徴。

従来モデルのユーザーを調査したところ、シニア層だけでなく幅広い世代が購入していることが分かり、NW-US07では本体カラーを2色とし、さらに4合炊きタイプの「圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』NW-MA07」も同時に発売してラインアップの拡充を図った。NW-MA07は本体カラーがブラックの1色のみ。価格はオープンで、推定市場価格は66,000円前後。

炎舞炊きのNW-US07では、従来モデルの底IHヒーターを2つから4つに増強して、炎舞炊き独自の「ローテーションIH構造」を強化している。4つの底IHヒーターを対角線上にある2つずつ同時加熱し、部分的に集中加熱することで、内釜内に激しい対流を起こして、お米の甘み成分(還元糖)をより引き出す。

  • 従来モデルNW-ES07のIHヒーターは2つだった

  • 新モデルNW-US07のIHヒーターは4つに強化

また、内ぶたが新しくなり、取り外す部品のない一体型となったことで、お手入れ時の洗う点数が内釜と内ぶたの2点のみとなっている。

メニューには、「麦ごはん炊き分け2通り(ふつう・もちもち)」を追加。麦ご飯の炊き方を好みに合うように炊き分けられるようになった。液晶部は「高コントラスト液晶」を採用。文字と背景のコントラストが強くなり、はっきりと文字が表示されて読みやすい。付属品の「立つしゃもじ」と、本体の外ぶたを開く「プッシュボタン」には、抗菌効果のある銀イオン(Ag+)を配合。このほかの特徴は従来モデルの仕様を引き継ぐ。

NW-US07の本体サイズはW23.0×D30.5×H20.5cm、重さは6.0kg。炊飯時消費電力は1,140W。1回あたりの炊飯時消費電力量は110Wh、1時間あたりの保温時消費電力量は13.8Wh。

  • 3合炊き並みのコンパクトな本体

NW-MA07の本体サイズはW23.0×D30.5×H20.5cm、重さは5.5kg。炊飯時消費電力は1,140W。1回あたりの炊飯時消費電力量は111Wh、1時間あたりの保温時消費電力量は14.8Wh。