リコーイメージングは6月17日、防水コンパクトデジタルカメラの新製品「RICOH WG-7」を発表した。新たにUVCに対応し、パソコンと接続すればWebカメラとして使えるようになった。ブラックとレッドの2色を用意。価格はオープンで、予想実売価格は5万円前後。7月9日より発売する。

  • タフネスデジカメの新製品「RICOH WG-7」が登場。UVC対応となり、パソコンと接続すればWebカメラとして使える

UVC(USB Video Class 1.1)に準拠し、高画質Webカメラとして使えるようになった。PCとUSBケーブルで接続すれば、Web会議やテレワークなどで活用できる。Webカメラ機能の解像度は、最大1,920×1,080ドット / 30fps。

レンズ周辺には大光量の可変リングライトを内蔵し、最短1cmの近接撮影も可能なことから、小さな部品などを拡大撮影しながら説明するといった用途にも適している。

  • レッドモデル

  • ブラックモデル

タフネス性能は、水深20mで連続2時間の水中撮影が可能なIPX8(JIS保護等級8相当)の防水性能、IP6X(JIS保護等級6)の防塵性能、100kgfまでの重さに耐える耐荷重性能、-10度までの耐寒性能などを備える。

撮像素子は1/2.3型CMOSセンサーで、有効画素数は約2,000万画素。感度はISO125~ISO6400。超解像技術を応用した画像処理機能や、複数枚の画像を合成してぶれの少ない画像を作る「手持ち夜景モード」など、高画質技術も盛り込んだ。GPS、GLONASS、QZSS(みちびき)+SBASといったGPSに対応し、画像への位置情報記録や移動時のログ記録も可能。

レンズは35mm判換算で約28~140mm相当の光学5倍ズーム。レンズ構成は9群11枚(非球面レンズ5枚)で、開放絞りはF3.5(W端)~F5.5(T端)。動画撮影機能は、最大3,840×2,160ドット / 30fpsに対応。動画撮影時専用の手ぶれ補正モードは、「Movie SR」に加え、ジンバルを使用しているような「Movie SR+」を搭載する。

ディスプレイは約104万ドットの3型液晶を搭載し、記録メディアは約27MBの内蔵メモリー、SD / SDHC / SDXCメモリーカード、FlashAirカードを利用可能。電池寿命は、静止画撮影可能枚数が約340枚、動画再生時間が約260分。本体サイズは約W118.2×D33.1×H65.5mm、重さは約246g(バッテリー、SDメモリーカード含む)。

  • 同日に発表したエクステンションアダプター「TE-2」に対応。ケーブルを接続した状態でも三脚に取り付けられるようになる