日立グローバルライフソリューションズは、5.5合炊きのIHジャー炊飯器「ふっくら御膳(RZ-W100EM)」を2021年7月3日から発売する。価格はオープンで、推定市場価格は88,000円前後。
京都の料亭で老舗米屋でもある「八代目儀兵衛」の浸し・再加熱・蒸らしのノウハウを取り入れ、最高1.3気圧の圧力と最高107℃の高温スチームで炊き上げるIH炊飯器。八代目儀兵衛が理想とする粒の輪郭とお米の甘みが際立った「外硬内軟(がいこうないなん)」のごはんのおいしさを追求するため、日立独自の炊飯方式「極上ひと粒炊き」を、新炊飯制御の搭載でさらに進化させた。
八代目儀兵衛では常に「外硬内軟」のごはんを提供するため、季節によって炊き方を変えていることにならって、水温の変化をセンサーで感知。それに応じて火加減や浸し時間を自動で調整し、一年を通して外硬内軟のおいしいごはんを炊き上げる。
蒸気キャップの機能を本体に内蔵し、洗浄が必要な部品が内釜とふた加熱板、オートスチーマープレートの3点のみ。また、内釜設置部の周囲にあたるフレーム部は抗菌処理を施し、シリコン入りコーティングを採用しているため、サッと拭くだけで汚れを落としやすい。
従来機から引き続き「蒸気カット」を搭載。炊飯時の蒸気を本体内にため、蒸らし工程の高温スチームとして利用するため蒸気がほとんど外に出ない。そのため、例えばスライド式の棚の中など、場所を選ばずに設置できる。
本体カラーは「漆黒(しっこく)」。日本の道具の豊かな質感を表現するため、漆工芸品に学んだ刷毛目調の仕上げを生かした高級感のある外観だ。炊飯容量は0.5~5.5合。内釜はカーボンフッ素6年保証付きの「大火力 沸騰鉄釜」。保温時間はスチーム40時間。操作部にはホワイトLEDバックライト付きの大型液晶を搭載した。付属品は、コンパクトしゃもじ(自立式)と計量カップ。
同時に、バックライトなしのグレー液晶で、保温時間がスチーム24時間と短く、水温に応じた炊飯制御や抗菌シリコンコーティングなど一部の仕様を省いた「RZ-V100EM」を発売。価格はオープンで、推定市場価格は60,000円前後。カラーはフロストホワイトとフロストブラックの2色。